金 4,938円 (+4)

プラチナ 4,799円 (+21)

2/24、ニューヨーク市場の金相場は7週間ぶり安値を付けた後、値を戻した。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が議会証言で、FRBは「毎回の会合で」利上げを検討する準備があると述べたことが材料視された。同議長は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が恐らく、利上げに向けて「忍耐強く」対応するとの指針を変更し、その後どの会合でも利上げがあり得る局面に入ると指摘した。金現物は一時、ドル高を眺めて約0.8%安の1オンス=1190.91ドルと7週間ぶりの安値を記録。その後ドルの軟化を受け、米東部時間午後2時10分には0.2%安の1199.35ドルに値を戻した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりは3.50ドル安の1オンス=1197.30ドルで引けた。CIBC・ワールド・マーケッツ(トロント)の上級エコノミスト、ピーター・バッカナン氏は「FOMCの前回の声明では、早期の利上げに対する懸念が強いことが示されたが、イエレン議長は、少なくとも議会証言の最初の部分で、利上げの地ならしをしていたようだ」と指摘。金に対する強気派は、利上げが今後2回の会合よりも先になる可能性があるとの発言を好感したようだと説明した。イエレン議長が議会証言で、利上げまで数カ月を要すると述べたのを受け、ドルはじりじりと値を下げ、債券の利回りは低下した。ギリシャに対する金融支援延長をめぐり、同国が提出した改革リストについて、欧州連合(EU)欧州委員会は好意的に評価。ギリシャの株価は上昇した。三井グローバル・プレシャスメタルズのアナリスト、デービッド・ジョリー氏は「ギリシャ問題をめぐる差し迫ったリスクが後退したのはほぼ間違いない。この結果、短期的に金が軟調な展開となる可能性がある」と指摘した。ディーラーらによると、旧正月を理由に中国など主要なアジアの金市場が休場だったため、金相場の重要な下支え要因が欠けていたという。東京貴金属の金相場は小動き。終値は、中心限月の12月先ぎりが前日比変わらずの4595円、納会の2月当ぎりを除き、他の限月は変わらず~2円高。日中立ち会いは、為替相場が若干円高・ドル安に振れたことを受け、小甘く始まった。その後、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を前に様子見ムードが強まる中で、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場の時間外相場はやや軟化、円は小緩んだことから、円建ての金相場は狭いレンジでの往来にとどまった。銀はまちまち。納会の当ぎりを除き、30銭安~30銭高で終了した。白金は反発。中心限月の12月先ぎりは7円高の4505円、納会の当ぎりを除いた4限月は5~10円高。日中立ち会いは続落して始まったが、その後はNY白金時間外相場の上昇や円相場の軟化を背景に切り返した。パラジウムは納会の当ぎりを除き、12~31円高と堅調だった。当ぎりの納会値は、金が5円安の4592円、銀が変わらずの60円、白金が18円安の4424円、パラジウムが変わらずの3056円だった。