金 4,934円 (-9)

プラチナ 4,778円 (-13)

2/23、ニューヨーク市場の金相場は不安定な値動きを示した後、横ばい。米国の住宅統計が市場予想を下回る内容となったため、米連邦準備制度理事会(FRB)の今夏の利上げをめぐる不透明感が強まり、ドルが値を消したのを受け、金は7週間ぶりの安値から値を戻した。この日発表された1月の米中古住宅販売件数は年換算で482万戸と、市場予想を下回る数字だった。金現物は一時、1月9日以来の安値となる1オンス=1191.01ドルを記録。だが、米東部時間午後2時50分現在、横ばいの1201.96ドルとなった。ドル相場の堅調、FRBの利上げ見通し、ギリシャの債権者との合意をめぐる期待感を受け、金相場は4週連続の下落となっている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりは4.10ドル安の1オンス=1200.80ドルで終了。RJOフューチャーズ(シカゴ)の上級市場ストラテジスト、エリ・テスファエ氏は「金の強地合いは、緩やかだが確実に市場から失われている」と指摘。「テクニカル的には下げやすい状態だ」と述べた。一方、サクソバンクの上級マネジャー、オーレ・ハンセン氏は「市場ではギリシャ問題をめぐる合意を背景に、朝方に売りが増えたが、何とか下支え買いが入った」と説明。「最悪期を過ぎたと語るには、1220ドルの水準を再び上抜ける必要がある」と分析した。金相場はこの日、前週末のユーロ圏財務相会合でのギリシャに対する金融支援延長合意が重しになり、一時値を下げた。また、旧正月の祝日を理由に、中国の買いに乏しい状態となっている。今週の金相場の重要な材料は、イエレンFRB議長の上院銀行委員会での議会証言、一連の米経済統計とみられる。三菱商事の金属ストラテジスト、ジョナサン・バトラー氏は「利上げ時期の兆候を探るため、イエレン議長の議会証言は精査されるだろう。金はこれを手掛かりに取引されるだろう」と話した。東京貴金属の金相場は続落。終値は、中心限月12月先ぎりが前週末比20円安の4595円、他限月は16~21円安。先週末20日のニューヨーク金先物相場は反落。ユーロ圏財務相会合でギリシャへの金融支援延長で基本合意したことを受け、リスクオフムードが後退し、安全資産とされる金は売られた。東京の日中立ち会いは、NY安を映し、買方の手じまいが先行して始まった。その後は、手掛かり材料に欠ける中、全般に動意の薄い展開が続いた。銀は期近と期先の4限月が60銭~2円80銭安と下落。白金も続落。NY安を背景に安寄りした後は新規材料に乏しく、ボックス圏の動きに終始した。12月先ぎりが17円安の4498円、ほかは9~19円安。パラジウムは期中以降が1~22円安と反落した。