金 5,017円 (-38)

プラチナ 4,925円 (-24)

2/12、ニューヨーク市場の金相場は小反発し、約5週間ぶりの安値から持ち直した。軟調なドル、スウェーデン中央銀行による予想外のマイナス金利導入、ギリシャ問題を材料に買いが先行した。金現物は一時、1オンス=1216.45ドルと、1月9日以来の安値まで売られたが、その後米東部時間午後2時34分(GMT1934)時点で0.2%高の1221.56ドルとなっている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりは1.10ドル高の1220.70ドルで終了。ABNアムロのアナリストは「相場をちょっとだけ上げたのは日銀に関する報道を受けてドル安が進んだことと、スウェーデン中銀による積極的な金融政策だ」と語った。スウェーデン中銀は12日、主要政策金利であるレポ金利を予想外のマイナスに設定。100億スウェーデンクローナ相当の国債買い取りも表明したことで、市場参加者は安全資産である金に買いを入れた。マッコーリーのアナリスト、マシュー・ターナー氏は「地政学およびマクロ経済に関する不透明感が強まっており、金はそれらに反応し続ける。ただ米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに向かっている以上、相場の潜在的な方向性は下向きだ」との見方を示した。金融市場はこのところ、ギリシャ問題に関してユーロ圏が最終声明に合意できなかったことに圧迫されている。ロジック・アドバイザーズ(米ニュージャージー州)のビル・オネイル氏は「この日の取引は、ギリシャ問題とウクライナ情勢を眺めてリスクオンだった」と指摘。「この二つの短期的な懸念がなくなり、売りが出ていた可能性もあった」と語った。金は通常、リスクに対する保険と考えられており、金融や政治不安が強まるときに需要が増える。東京貴金属の金相場は反落。中心限月12月先ぎりが前営業日比24円安の4715円、他限月は16~24円安で取引を終えた。東京市場が休場中に、ニューヨーク金先物相場がドル高などを背景に大きく水準を切り下げたのを受け、日中立ち会いは手じまい売りが先行して始まった。その後も、NY時間外の上値の重さを眺め、弱地合いが続いた。銀は2月当ぎりと期先2限月が10~40銭安で終了。白金は3営業日続落。NY時間外に追随してジリ安となり、42~50円安で大引けた。12月先ぎりは一時4650円まで値下がりし、継続足で2日(4645円)以来の安値を付けた。パラジウムは期先2限月が4~14円安。