金 5,168円 (+42)

プラチナ 4,983円 (+7)

1/30、ニューヨーク市場の金相場は3日ぶりに反発。2014年10~12月期の米経済成長大幅鈍化から、資金の安全な逃避先としての貴金属の価値が高まった。原油相場の取引終盤の急伸を受けて物価上昇観測を背景とする買いも入り、金相場を一段と押し上げた。トレーダーらは、不安定な欧州情勢への懸念に加え、ドル高が続いていることから、金相場は目先堅調が続く可能性があるとの見方を示した。金現物の1月の月間上昇率は8%に達し、12年1月以来の大きさとなった。スイス国立銀行(中央銀行)によるスイス・フランの対ユーロ相場の上限撤廃などに支援された。ジュリアス・ベアのアナリスト、カーステン・メンケ氏は「金相場は過去2年間に2、3回、センチメント主導の回復局面があった」とし、直近ではウクライナ危機を背景とする上昇を例に挙げた。その上で、今年は支援材料が増えるとの見通しを示した。金現物は米東部時間午後3時20分(2020GMT)時点で2%高の1オンス=1281ドル。一時1283ドルまで上昇した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月きりは23.90ドル(2%)高の1278.50ドルで引けた。米商務省が発表した14年10~12月期の同国実質GDP(国内総生産)伸び率は、季節調整済み年率換算で2.6%と、前期の5%から鈍化。RBCキャピタル・マーケッツ・グローバル・フューチャーズのアナリスト、ジョージ・ジェロ氏は「GDP統計は基本的に、(金への)買いに対するいかなる抵抗も取り去った」と述べた。金相場は先週、5カ月ぶりの高値を付けたが、1300ドルを上回ったことで、上昇の行き過ぎを懸念する一部の投資家が利益確定に動き、29日には現物が2%以上下落した。東京貴金属の金相場は続落。終値は、中心限月の12月先ぎりが前日比73円安の4770円、他の限月は73~78円安。日中立ち会いは、年半ば以降の米利上げシナリオに変わりはないとの見方を背景にニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場が下落したことを眺めて、整理売りが先行した。NY金時間外相場は下げ渋ったが、円相場が引き締まったことが重しとなり、終盤にかけて弱含みで推移した。銀は売りが強まり、3円30銭~3円60銭安で終了した。白金も中心限月の12月先ぎりが97円安の4680円、他の限月は96~106円安と大幅下落。NY白金の下落を眺めた売りが地合いを圧迫した。パラジウムは当ぎりの変わらずを除き、50~65円安だった。