金 5,298円 (+66)

プラチナ 5,193円 (+44)

1/22、ニューヨーク市場の金相場は上昇し、1オンス=1300ドルを上回る約5カ月ぶり高値を付けた。欧州中央銀行(ECB)が停滞するユーロ圏経済の活性化に向けてユーロ圏の国債などを購入する量的緩和策の導入を決めたことを受け、切り返した。ドラギECB総裁は、ECBが国債などの債券を月600億ユーロ(約690億ドル)購入すると発表。2014年12月のユーロ圏インフレ率はマイナス0.2%と、ECBが目標とする2%付近の水準を大きく下回っている。総裁は、インフレ率が15年と16年に緩やかに上昇するとの見通しを示した。金はインフレ・ヘッジ手段とみなされている。ABNアムロのアナリスト、ジョージェット・ブレ氏は「金相場はドラギ総裁の言うことに反応している」と話した。金現物相場は取引序盤で最大1%下げ、1オンス=1279.5ドルを付けたが、ドラギ総裁による発表を受けて上昇に転じ、一時は8月15日以来の高値となる1306.20ドルを付けた。米東部時間午後2時54分(1954GMT)時点では0.8%高の1303.50ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月きりは、昨年8月半ば以降初めて1300ドルを上回って引けた。終値は0.5%高の1300.70ドル。金相場は今月に入って約10%上昇しており、月間ベースでは2年ぶりの高い伸びとなる。安全資産需要が高まっていることが相場を下支えしている。トロントのTDセキュリティーズのグローバル商品戦略責任者、バート・メレック氏は「カナダ中銀など他の中銀からも利下げが発表された。よって今金塊を保有する機会費用(債券やその利回り)は低下した」と指摘した。東京貴金属の金相場は6営業日ぶりに反落。終値は、中心限月の2015年12月先ぎりが前日比23円安の4894円、他限月は20~25円安。ニューヨーク金先物相場が、欧州中央銀行(ECB)の理事会を前に、整理売りに軟化したことから、東京の日中立ち会いもポジション調整の売りが先行した。円安・ドル高を支えに下げ渋る場面もあったが、NY金時間外相場の弱含みを眺め、売り優勢の地合いが続いた。銀は小幅まちまち。終値は20銭安~50銭高。白金は反落。NY安を映し、12月先ぎりが13円安の4874円、他限月は10~14円安。パラジウムも下落し、22~57円安で引けた。