金 4,904円 (+34)

プラチナ 4,897円 (+4)

12/18、ニューヨーク市場の金相場は上伸。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに「忍耐強く」対応する姿勢を示したのを受けた世界的な株高・商品相場高に追随し、大きく上昇したが、その後は対通貨バスケットでのドル高を眺めて上げ幅を縮めた。イエレンFRB議長は、少なくとも今後2回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利上げの公算は小さいと述べ、利上げが2015年4月以降になることを示唆した。米金利の上昇は、金など利子の付かない資産の機会費用を増大させるとともに、ドル相場を押し上げる。キャピタル・エコノミクスのアナリスト、キャロライン・ベイン氏は「(FOMCの声明は)FRBが利上げを急がないことを示唆している」と指摘、「割と早い時期に利上げがあるだろうが、金利は非常にゆっくりと上昇し、その後は徐々に上がっていくというのが我が社の見方だ」と述べた。金現物相場は米東部時間午後2時39分(1939GMT)時点で0.6%高の1オンス=1195.11ドル。1200ドルを上抜けるとストップロスの買いが入り、一時1212.80ドルまで上昇した。ニューヨークのRBCキャピタル・マーケッツの貴金属ストラテジスト、ジョージ・ジェロ氏はリポートで、「ドルの対通貨バスケット相場はドルの強さだけでなく、ルーブルのほか、ベネズエラ、アルゼンチン、ハンガリー、東欧諸国の通貨の極端な弱さを反映しており、金は上げ幅を縮小した」と述べた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物の中心限月2月きりは0.03%高の1194.80ドルで引けた。ウォール街の大手銀行のエコノミストらは、来年6月までにFRBが利上げすると、なお確信している。来年中に利上げがあるとの見通しに変わりがないことから、金相場の上昇は限られそうだ。東京貴金属の金相場は4日営業日ぶりに反発。終値は、中心限月2015年10月先ぎりが前日比69円高の4572円、他限月は59~71円高。日中立ち会いは、17日のニューヨーク金先物相場がショートカバーで小締まった上、円安・ドル高進行を受け、売方の手じまいが先行して始まった。その後も、NY時間外の堅調を眺めて上げ幅を拡大、この日の高値圏で取引を終了した。銀も20銭~1円50銭高と4日ぶりに反発。当ぎりは約定されなかった。白金は6営業日ぶりに反発。高寄り後もNY時間外高を映し、強地合いを維持した。15年10月先ぎりが78円高の4638円、ほかは70~76円高。パラジウムは28~49円高。12月当ぎりは出合いがなかった。