金 4,870円 (+44)

プラチナ 4,893円 (+53)

12/17、ニューヨーク市場の金相場は反落。米連邦準備制度理事会(FRB)は2015年中の利上げに向けて順調に進んでいることを示唆、金現物は、一時1オンス=1200ドルを上回る水準まで上昇したが、その後は下げに転じた。FRBは、連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で、米経済への自信を示し、事実上のゼロ金利を「相当の間」継続するとしていた指針(フォワードガイダンス)を変更。来年中の利上げに向かっているとの強いメッセージを発した。金現物相場は米東部時間午後2時46分(1946GMT)時点で、0.4%安の1191.45ドル。前日は荒い値動きで、1221ドルを上回る日中高値から一時1週間ぶり安値の1188.41ドルまで下げたが、その後は小幅高となった。ニューヨークのHSBCセキュリティーズの主任金属アナリスト、ジェームズ・スティール氏は「金相場は為替相場をにらんだ展開になるだろう。ドルの上昇が逆風にぶつかれば、若干のユーロ高になり、金にはプラスだ」と語った。投資家は引き続きロシアを注視。16日には、大幅な利上げにもかかわらず、通貨ルーブルは対ドルで11%以上急落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物の中心限月2月きりは0.02%高の1194.50ドルで引けた。この日はロシアの危機が株式市場の重しとなったが、欧州株は欧州中央銀行(ECB)による景気刺激策の新たな兆候などに支援され、取引終盤で値を戻した。OCBC銀行のアナリスト、バーナバス・ガン氏は、市場はロシアが財政支出の財源を捻出するために保有する金を売却するかを注視していると指摘、「ロシアが金を売却した場合、金相場は一段安となり、われわれが予想した年末時点の水準1150ドルに近づく可能性がある」と述べた。東京貴金属の金相場は小幅安。終値は、中心限月の2015年10月先ぎりが前日比5円安の4503円、他の限月は2~8円安。日中立ち会いは、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場が早期利上げの警戒感から下落したことや、円高・ドル安を受けて手じまい売りが先行し、下げて始まった。しかしその後は米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に円相場が上昇一服となり、NY金も時間外取引で引き締まったことから、ポジション調整の買いが入って下げ渋った。銀は続落し、変わらず~2円10銭安で終了した。白金は5営業日続落。中心限月の15年10月先ぎりは35円安の4560円、他の限月は34~47円安。日中立ち会いは売りが先行したが、その後は方向感を欠き、マイナス圏でもみ合った。パラジウムは続落し、51~89円安だった。