金 5,007円 (+39)

プラチナ 5,054円 (+43)

12/11、ニューヨーク市場の金相場は方向性に乏しく、小動きで引けた。ドル高が相場を圧迫する一方、一部米経済指標の弱さが金への逃避買いを誘った。この日発表の米小売売上高統計で強い数字が示されたことや、米新規失業保険申請件数が減少したことを受け、ドルは4営業日ぶりに反発。一方、2014年7~9月期の資金循環統計では、金融資産の価値低下や債務増を受け、家計の純資産が3年ぶりに前期を下回ったことが判明。消費支出の先行きをめぐり、相反するシグナルが示された。金現物は米東部時間午後2時49分(1949GMT)時点で、0.7%高の1オンス=1227.53ドル。一時、1219.90ドルと、1%近く下落した後、持ち直した。今週に入ってからはドル安に押し上げられ、3.1%上昇。週間では3月以来の大きさを記録する勢いを保っている。先物中心限月は0.3%安の1225.60ドルで引けた。ドルは対バスケット通貨で0.6%上昇。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、一段の上昇が見込まれている。米利上げ時期が予想より早まれば、ドルを押し上げ、金を圧迫するとみられる。ソシエテ・ジェネラルのロビン・バー氏は「市場の関心は(FOMC声明で)米連邦準備制度理事会(FRB)が『相当の期間』という文言を削除するかどうかに集まっている」と指摘。「個人的には、利上げは2015年6月を予想している」と語った。米原油相場は1バレル=60ドルを割り込み、5年超ぶりの安値を更新した。エネルギー価格の低迷はこのところ、金市場の地合いを圧迫。石油主導インフレへのヘッジ手段としての金の魅力を弱めている。世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの保有高は10日時点で724.80トンと、1日で3トン近く増加した。ただ、それでも保有高そのものは6年ぶりの低水準にある。東京貴金属の金相場は反落。終値は、中心限月の2015年10月先ぎりが前日比73円安の4653円、他の限月は73~78円安。ニューヨーク金が利食い売りに下落したほか、為替が円高・ドル安方向に振れたことから、日中立ち会いは売り先行で始まった。その後、いったん下げ渋ったが、NY金時間外が軟化したため、終盤は再び売りが強まった。銀は金に追随して反落し、80銭安~変わらずで終了した。白金は円高を受けて反落し、中心限月の15年10月先ぎりが44円安の4772円、他の限月は33~46円安で取引を終えた。パラジウムは8~16円安だった。