金 4,836円 (+34)

プラチナ 4,886円 (+65)

11/20、ニューヨーク市場の金相場は反発。米国のインフレ指標の上昇に加え、前日の急落を受け、価格に敏感なアジアの買い手からの現物需要を喚起した。市場では、10月の米消費者物価指数が注目され、足元におけるインフレ圧力の強まりが確認された。一方、10月の米中古住宅販売件数や週間新規失業保険申請件数など、米国経済の強さを示す他の指標は、材料視されなかった。前日は、スイス国立銀行(中央銀行)の金準備強化法案に対する国民投票で、世論調査での支持率低下を材料に、相場が急落した。ディラーらによると、1オンス=1175ドルの安値に下落したことで、アジアからの現物需要が強まったという。ビジョン・フィナンシャル・マーケッツ(シカゴ)のデビッド・メーガー氏は「ここ最近の金相場急落を受け、現物需要が強まったのは確かだ」と指摘した。金現物は、米東部時間午後1時55分(1855GMT)時点で、0.7%高の1オンス=1191.44ドル。一方、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは、3.00ドル安の1オンス=1190.90ドルで引けた。ドル指数は下落したものの、米ドルは対円では約7年ぶりの高値を維持。日銀が金融緩和を維持する一方、米連邦準備制度理事会(FRB)は来年にも政策金利の引き上げに動くとの見方が背景にある。金上場投資信託(ETF)による売りは、今週一時中断したものの、再開している。世界最大の金ETFのSPDRゴールド・シェアの金保有高は19日時点で0.3%減の720.91トンだった。東京貴金属の金相場は4日続伸。終値は、中心限月2015年10月先ぎりが前日比4円高の4502円、他限月は3~6円高。19日のニューヨーク金先物相場は、利益確定売りなどに押されて反落。東京の日中立ち会いは、NY安を映してポジション調整の売りが先行。その後は、円相場の対ドルでの下落を映して買いが優勢となり、プラス圏に浮上した。銀はおおむね上伸。白金はNY時間外安を背景に4日ぶり反落。15年10月先ぎりが4円安の4569円、他限月は15年2月きりの6円高を除いて、1~8円安。パラジウムは総じて小幅続伸。