金 4,748円 (+11)

プラチナ 4,801円 (-5)

11/17、ニューヨーク市場の金相場は2週間ぶり高値を付ける場面があったものの、その後は軟化した。日本が2四半期連続のマイナス成長と定義される景気後退局面に陥ったとの報を受けてドルが上昇したことが背景。アナリストらによると、堅固な上値抵抗線が目先、相場の一段高を抑える可能性がある。17日発表された日本の7~9月期国内総生産(GDP)が年率換算で前期比1.6%減と、7.3%急減した4~6月期に続くマイナス成長だったことを受けて、ドルは対円で7年ぶり高値に急伸した。円はその後下げ幅を縮小したが、ドルの主要通貨バスケットに対する相場を示すドル指数は0.4%高とプラス圏を維持した。17日発表された10月の米鉱工業生産統計で製造業が0.2%上昇したことなども、金の安全資産としての魅力を低下させた。米東部時間午後2時22分(1922GMT)時点で金現物は0.1%安の1オンス=1187.15ドル。一時は10月31日以来の高値となる1193.95ドルを付けた。アナリストらによると、目先のいかなる上昇も、1211ドル付近の50日移動平均にある堅固な上値抵抗線に直面する公算が大きい。金はこの水準を8月上旬以来突破できていない。サーハン・キャピタル(ニューヨーク)のアダム・サーハン最高経営責任者(CEO)は「金のテクニカル面での次のハードルは50日移動平均になる。これは過去数カ月間堅固な上値抵抗線となってきた」と語った。最近の米経済指標が景気回復を示す内容となっている中、ドルは依然人気がある。一方原油相場は引き続き下落している。金は通常、原油相場主導のインフレに対するヘッジ手段とみなされている。経済への期待感は投資家を株式など高リスク資産への投資に向かわせることで、金の魅力を低下させる可能性がある。また強い経済は米連邦準備制度理事会(FRB)を近く利上げに導く可能性もあり、これは利息が付かない金塊にとっては弱材料となる。金投資方面のニュースでは、ヘッジファンドのポールソン・アンド・カンパニーは世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの持ち分を第3四半期に維持したが、一方で著名投資家のジョージ・ソロス氏は産金のバリック・ゴールド社の保有株式や幾つかの金鉱会社ETFの持ち分を大幅に減らした。東京貴金属の金相場は3営業日ぶり反発。終値は中心限月2015年10月先ぎりが前週末比109円高の4418円、他限月は106~111円高。日中立ち会いは、前週末14日のニューヨーク相場が買い戻しに急伸したことや、為替の円安・ドル高を受けて高寄りした。その後、買い進まれる場面もあったが、円安が一服したため、終値では日中始値を下回った。銀は金の上昇になびき、2円60銭~3円60銭高。白金は32~43円高と反発。買い一巡後は伸び悩んだ。パラジウムは約定された4月きりと期先2限月が10円安~18円高とまちまち。