金 4,549円 (+32)

プラチナ 4,773円 (+106)

10/31、ニューヨーク市場の金相場は急落、1オンス=1180ドルの節目を割り込み、2010年以来の安値を付けた。日銀が予想外の追加緩和を決め、ドルが対円や他の主要通貨に対して上昇したことが背景。1180ドルの水準は昨年12月と今年6月の2度の下落局面ではキープされていた。日銀の追加緩和表明後、円は対ドルで約7年ぶりの安値まで下落した。シカ・ウェルス・マネジメントのジェフリー・シカ社長兼最高投資責任者(CIO)は「金の下落の主な要因は、日銀の必死の円安誘導策によるドル高だ」と述べた。「短期的にはドルがさらに上昇する可能性があり、金は一段安となるかもしれない。ただ最終的には、中銀の政策で生じた不透明感や経済的混乱に対するヘッジ資産として上昇するはずだ」との見方を示した。金現物は一時3%安の1161.25ドルと、2010年7月以来の安値を付けた。米東部時間午後3時57分(1957GMT)時点では、2.25%安の1171.71ドル。金相場はストップロスが設定されている1200ドルと1180ドルの下値支持線を割り込んだ。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは、2.25%安の1171.6ドルで引けた。一方、小売り需要は堅調で、米国の金硬貨の10月の販売は22%増となった。東京貴金属の金相場はおおむね軟調。中心限月2015年10月先ぎりは前日比10円安の4222円で取引を終えた。日中立ち会いは、30日のニューヨーク金先物相場が堅調な米経済指標やドル高・ユーロ安を背景に大幅続落したことから、買方の手じまいが先行、安寄りした。その後、決め手難から全般に日中始値付近でもみ合ったが、日銀がこの日の金融政策決定会合で追加緩和を決定し、為替が1ドル=111円台と大きく円安に振れたことから、引けにかけては下げ幅を縮めた。他限月は11円安~2円高。銀は1円40銭~2円70銭安。12月当ぎりは出合いがなかった。白金は続落。NY安を受けた手じまい売りに安寄りした後、円の急落を眺めて戻した。15年10月先ぎりが17円安の4435円、ほかは6~17円安で取引を終えた。パラジウムは6円安~15円高と小幅まちまち。