金 4,552円 (-20)

プラチナ 4,692円 (-3)

10/29、ニューヨーク市場の金相場は米連邦準備制度理事会(FRB)が雇用情勢について明るい見通しを示すとともに、数年にわたる量的金融緩和の終了を決めたことを背景に反落し、ほぼ1.5%下げた。FRBは世界の多くの地域で鈍化の兆しがあるにもかかわらず、米景気回復が軌道上を進むことに自信を示した。マーケットウオッチャーは、連邦公開市場委員会(FOMC)声明で労働力の活用不足が「徐々に減りつつある」としており、利上げする可能性があることを示唆していると指摘した。商品投資会社、ロジック・アドバイザーズの共同経営者ビル・オニール氏は「明確な変更であり、利上げが市場の予想より早くなる可能性を示唆するものだ。明らかに金には弱材料だ」と語った。金現物は、米東部時間午後3時22分(1922GMT)時点に1.4%安の1オンス=1210.20ドル。一時3週間ぶりの安値1208.26ドルを付けた。FOMC声明の発表前、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは4.50ドル安の1224.90ドルで終了した。あるファンドマネジャーによると、FRBがいつ利上げに踏み切るか不透明で、反射的に金に売りが出た。メルク・ファンズの社長兼最高投資責任者、アクセル・メルク氏は「この先何が起きるのか、それほど多くのガイダンスがなかったようで、みな分析をしていた」「ただ、FRBは相当期間、金利は低水準を続けるとも言っているため、長期的に金は支えられるはずだ」と語った。ドルが主要通貨バスケットに対し上伸したことも金相場を圧迫した。東京貴金属の金相場は反発。中心限月2015年8月きりは前日比13円高の4274円で取引を終了。新ポ15年10月きりは、発会値4261円比12円高の4273円で大引けた。日中立ち会いは、為替相場が海外市場の流れを引き継ぎ、円安・ドル高に振れたのを受け、手じまい買いが先行して始まった。その後は、強含みに推移したニューヨーク金先物時間外相場に支えられ、堅調地合いを保った。他限月の終値は13~14円高。銀は1~5番ぎりが20~70銭高。白金はおおむね続伸。円安やNY高を背景に高寄り後、NY時間外の一段高を眺めて上げ幅を広げ、61~74円高で終わった。パラジウムは取引の成立しなかった期近2限月を除き、49~53円高。金以外の新ポ15年10月きりは、銀が発会値比10銭高の60円20銭、白金が76円高の4475円、パラジウムが44円高の2779円で引けた。