金 4,592円 (+16)

プラチナ 4,708円 (+72)

10/21、ニューヨーク市場の金相場は商品相場高や中国経済の鈍化懸念を背景に続伸し、一時1オンス=1250ドルを突破し、6週間ぶりの高値を付けた。ただ、アナリストによると、金上場投資信託(ETF)から資金が流出したことに加え、アジアでの現物需要は低調で、先行き不安定な相場を示唆しているという。この日発表された9月の米中古住宅販売は1年ぶりの高水準を記録し、ドルや株が上げた。一方、第3四半期の中国の経済成長率は金融危機以来最も低く、15年ぶりに(通年の)成長率目標を達成できない恐れがある。世界第2の規模を誇る同国経済が世界の成長の足を引っ張るとの不安を一段と膨らませるものだ。ただ、金については引き続き全般に警戒感が強い。世界最大のETF、SPDRゴールド・トラストの金保有は20日、751.97トンと1.18%減少した。減少率はこの1年で最大。コメルツバンクの商品調査ヘッド、オイゲン・ワインベルク氏は「市場における数多くのリスクを考慮すると、依然、金ETFからの大規模な引き揚げがあることに驚いている」と語った。金現物は一時9月10日以来の高値となる、1255.20ドルを付けた。米東部時間午後2時40分(1840GMT)時点では0.3%高の1249.86ドル。金相場は1248ドルの50日移動平均を8月15日以来初めて突破した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の先物12月きりは7.00ドル高の1251.70ドルで終了した。ロイター通信の暫定データによると、出来高は30日間平均と同水準。銅や原油を中心とした広範な商品相場高も金や白金族の相場を支援した。欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏経済の浮揚を狙いに12月にも社債を購入することを検討しているとのロイター通信の報道後にドルの対ユーロ相場は0.6%上伸した。世界の成長鈍化への懸念を受けて投資家は米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和を10月に打ち切ったあとすぐに金利を引き上げるとの見方を調整。ドル相場は過去数週間、軟化していた。ただ、アナリストらは,例年アジアの需要が最も強いこの時期にあって、金の相場展開は比較的遅れていると指摘した。ワインベルク氏は、金相場の持続的回復にはアジアの金需要増大が必要だと語った。東京貴金属の金相場は総じて小じっかり。中心限月2015年8月先ぎりは前日比1円高の4272円で取引を終えた。日中立ち会いは、20日のニューヨーク金先物相場がドル安・ユーロ高を受けて反発したことから、新たな買いが先行、高寄りした。その後は、ドルに対する円高を背景に買方が利益確保に動き、上げ幅を縮めた。他限月は1円安~6円高。銀は10銭安~50銭高と小幅まちまち。期中2月きりは出合いがなかった。白金は反落。円高を受けた整理売りが優勢となり、15年8月先ぎりが24円安の4401円、ほかが16~27円安で取引を終えた。パラジウムは8~16円安。