金 4,530円 (+13)

プラチナ 4,605円 (+27)

10/16、ニューヨーク市場の金相場はほぼ横ばい。世界的な景気減速への懸念が再燃していることが相場を支援した。ただ株式市場やエネルギー市場が急激に変動しているこの時期に金相場は上昇できておらず、金塊が目先値下がりする可能性があることを示唆している。米セントルイス連銀のブラード総裁が、不安定な市場やインフレ期待の低下を踏まえれば、米連邦準備制度理事会(FRB)は計画よりも長く量的緩和を続けるべきであると発言したことが金相場を下支えした。一方、別のFRB当局者は、最近の市場動向に過剰反応すべきではないとの見方を示した。米株価は16日午後の取引でジリ高。一時の下落から切り返している。一連の経済指標が、世界経済減速が米経済に与え得る影響への懸念を和らげた。ジュリアス・ベアのアナリスト、カーステン・メンケ氏は「株安と、金融市場に広がった成長懸念にもかかわらず、人々は金塊市場に大挙して戻りつつあるわけではないようだ」と語った。金現物相場は米東部時間午後1時40分(1740GMT)時点で0.1%安の1オンス=1239.61ドル。10ドル未満の狭い取引レンジで推移している。金は15日に1カ月超ぶり高値の1249.30ドルを付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは、3.60ドル安の1241.20ドルで終了。出来高は高水準だった。リスクからの逃避の動きは15日に米国債の大幅上伸につながり、10年物の利回りは2013年5月以来の低水準となる1.865%を記録した。10年債利回りは16日に反発した。金塊は利息が付かないため、米国債利回りは金市場で注視されている。16日発表された米経済指標は、先週の米新規失業保険申請件数が14年ぶりの低水準だったほか、9月の鉱工業生産指数は大幅上昇した。ただ、15日の指標では卸売物価が1年超ぶりに前月比マイナスに転じ、小売売上高が減少するなど、米経済指標はこのところ強弱まちまちな内容となっている。パラジウムの現物相場は最大5%急落し、8カ月ぶり安値の1オンス=725.10ドルを付けた。経済成長への懸念が需要見通しを押し下げた。パラジウムはその後下げ幅を縮小し、直近は2.9%安の741.10ドル。東京貴金属の金相場は期先3限月がもちあい。終値は、中心限月2015年8月先ぎりが前日比1円高の4234円、他限月は変わらず~3円高。東京の日中立ち会いは、15日のニューヨーク金先物時間外相場の軟調と為替相場の円高・ドル安を映し小幅安寄り。その後は、決め手となる新規材料に欠ける中で売り買いが交錯し、寄り付き近辺で取引を終えた。銀は出合いのない15年4月きりを除き、40銭安~30銭高。白金はNY時間外安を映し続落。15年8月先ぎりが48円安の4317円、ほかは34~57円安。パラジウムは続落。