金 4,517円 (-23)

プラチナ 4,578円 (-96)

10/15、ニューヨーク市場の金相場は上昇した。株価が世界的に大幅下落したほか、米経済指標が予想を下回ったことを受けて米国債相場が大幅上伸。経済見通しをめぐる懸念が強まり、金塊の安全資産としての訴求力が高まった。ただ、金は一段高を追う展開にはならなかったため、アナリストらは、近く相場が下落する可能性もあると受け止めている。この日発表された9月の米小売売上高は前月を下回り、卸売物価も下落。これが米経済の健全性をめぐる懸念材料となり、世界経済の成長低迷に関する金融市場の懸念が強まった結果、米株価が急落した。金相場は一時、1オンス=1250ドルの抵抗線まで約1ドルの水準に値を上げたが、その後は大きく値を消した。RJOフューチャーズ(米シカゴ)のシニア市場ストラテジスト、エリー・テスフェイ氏は「金相場は安全な投資先への逃避に伴って上昇したが、維持されなかった。相場は一段と下げやすい状況だ。国際通貨基金(IMF)は先週、世界経済成長見通しを下方修正した。目下、インフレはさほど憂慮されていない」と話した。金現物相場は米東部時間午後2時48分(1848GMT)時点で0.7%高の1オンス=1240.64ドル。一時、1カ月ぶり高値の1249.30ドルを付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは10.50ドル高の1244.80ドルで終了。ロイター通信の暫定データによれば、出来高はいつになく多めだった。東京貴金属の金相場は反落。中心限月2015年8月先ぎりは前日比20円安の4233円で取引を終えた。日中立ち会いは、軟調なニューヨーク金時間外相場を眺めた買方の手じまいが先行し、安寄りした。その後も、NY時間外安を背景に売り優勢で推移し、下げ幅を広げた。他の限月は19~26円安。銀は60~90銭安で終了。期近12月きりは出合いがなかった。白金も反落。安寄り後も、NY時間外安を映した手じまい売りが出て、約定価格を切り下げた。終値は、15年8月先ぎりが74円安の4365円、ほかは74~86円安。パラジウムは21~43円安。10月当ぎりは約定されなかった。