金 4,538円 (-21)

プラチナ 4,711円 (-105)

10/2、ニューヨーク市場の金相場は下落。米経済見通しに圧迫された。ただトレーダーによると、地政学的な懸念が幾分相場を下支えたという。2日発表された米新規失業保険申請件数が予想外の減少だったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が予想よりも早くかつ急ピッチで政策金利を引き上げるかもしれないとの根強い懸念が金相場を圧迫した。一方、香港で行政長官選挙制度の民主化を求めるデモ隊の街頭行動が続いていることが金相場を下支えている。投資家は、香港での騒乱が中国本土の反体制派を勢いづかせ、中国経済の成長を脅かす可能性を懸念している。INTL・FCストーンの金属アナリスト、エドワード・メイア氏は「株式市場が一段と軟化する公算が大きいことに加え、香港の依然不安定な状況を踏まえれば、ここで金をショートにはしたくない。週末に向けて、金がある程度の買い戻しの恩恵を受けるかもしれないと考えているからだ」と語った。金現物相場は米東部時間午後3時14分(1914GMT)時点で0.1%安の1オンス=1212.25ドル。9月30日に付けた9カ月ぶり安値の1204.40ドルとの差は10ドル未満。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは0.40ドル安の1215.10ドルで終了した。ドルの下落なども金相場を支えた。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が記者会見で、近いうちに国債購入を行うことを示唆しなかったことで、ドルは対ユーロで下落した。市場の次の注目材料は、3日に発表される9月の米雇用統計。東京貴金属の金相場は小幅まちまち。中心限月2015年8月先ぎりは前日比変わらずの4261円、他限月は1円安~3円高で取引を終えた。日中立ち会いは、1日のニューヨーク金先物相場の上昇と為替の円高・ドル安で強弱材料の綱引きとなり、総じてもちあい圏で取引を開始した。その後も、NY金時間外と円相場の動きをにらんで売り買いが交錯し、方向感が定まらなかった。銀も50銭安~60銭高とまちまち。白金はおおむね続落。15年8月先ぎりは7円安の4562円で取引を終了、夜間取引では4500円の安値を付け、継続足で2月5日(4490円)以来約8カ月ぶりの水準に落ち込む場面もあった。日中では安寄り後は下げ渋ったが、NY白金が節目の1300ドルを割り込み、約5年ぶりの安値水準にある上、円高を背景とした売りも継続し、弱地合いを脱することはできなかった。他5限月の終値は18円安~2円高。パラジウムは期中以降の4限月が4~29円高と反発。