金 4,559円 (+2)

プラチナ 4,816円 (-43)

10/1、ニューヨーク市場の金相場は上昇、前日に付けた1オンス=1200ドル近辺の9カ月ぶり安値から反発した。9月の米サプライ管理協会(ISM)製造業景況指数が予想を下回る内容だったことで米株価が下落し、投資家が安全な資金の逃避先を求めて金塊を買った。米国債利回りの低下を背景にドル相場が横ばいだった上、世界の株価の軟調も金相場を下支えている。米国で初めてエボラ出血熱の感染者が確認されたとの報で航空株やその他運輸関連銘柄が大幅下落したこともあり、米S&P500株価指数は1%超値下がりした。9月のISM米製造業景況指数は、雇用が加速したにもかかわらず、予想よりも大幅な低下となった。米経済の不均等な拡大の兆候との見方もある。シカゴを拠点とするRJOフューチャーズのシニア商品ブローカー、フィリップ・ストレイブル氏は「弱いISM指標は株価とドル指数を圧迫し、金相場を押し上げた。金相場が1200ドルにあることは現物需要の改善と、鉱業生産からの供給の減少を示している」と指摘した。金現物相場は米東部時間午後2時10分(1610GMT)時点で0.5%高の1オンス=1214.45ドル。前日に付けた9カ月ぶり安値の1204.40ドルまであと10セントに迫る場面もあった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは3.90ドル高の1215.50ドルで終了した。金は第3四半期に9%下落。9月月間では2013年6月以来の大幅下落となり、四半期ベースでは今年初の下落となった。米連邦準備制度理事会(FRB)が先月、より引き締め気味の政策スタンスに動き始める際は、借入金利を予想より早く引き上げる可能性を示唆したことが、金相場を押し下げた。世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの金保有高は30日に2.39トン減の769.86トンと、08年12月以来の低水準となった。RBCキャピタル・マーケッツのジョージ・ゲロ・バイスプレジデントは「新四半期の初頭に貴金属の買いがいくらかあると予想している」と語った。東京貴金属の金相場は3日続落。中心限月2015年8月先ぎりは前日比20円安の4261円で取引を終えた。日中立ち会いは、30日のニューヨーク金先物相場が対ユーロでのドル高を受けて反落したことから、買方の手じまいが先行して始まった。寄り後は、NY時間外安と円相場の緩みが打ち消し合い、始値近辺でもみ合った。他の限月は18~20円安。銀は1円~2円10銭安と軟調。10月当ぎりは出合いなし。白金は大幅反落。安寄り後、NY白金時間外安を受けた手じまいや弱気の売りに値位置を大きく切り下げた。終値は、15年8月先ぎりが88円安の4569円、ほかが84~98円安。パラジウムは取引が成立しなかった10月当ぎりを除く5限月が62~76円安。