金 4,571円 (+3)

プラチナ 4,914円 (-26)

9/25、ニューヨーク市場の金相場は反発。取引時間中に付けた9カ月ぶりの安値から急激に上昇に転じた。米国株が大きく売り込まれたことを受け、安全資産としての買いが入ったため。ただアナリストらは、ドル高や米利上げ観測を理由として、金相場は依然として不安定だとみている。アップル株の下落が重しとなり、米国株は終盤の取引で急落。主要株価指数もそれぞれ1%超下げ、S&P500種は主要な下値支持線を割り込んだ。RJOフューチャーズ(シカゴ)のシニア商品ブローカー、フィリップ・ストレイブル氏は「これは株式市場の大幅な下落に対するひとまずの反応にすぎない。私はなお、米国の早期利上げ観測を背景に、金は1200ドルを割り込むと思う」と述べた。金現物相場は米東部時間午後3時46分(1946GMT)時点で5.31ドル(0.4%)高の1オンス=1222.00ドル。一時は1月2日以来の安値となる1206.85ドルを付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは、2.40ドル(0.2%)高の1221.90ドルで終了。ロイター通信の暫定データによると、出来高は30日平均を約40%上回った。東京貴金属の金相場は反落。中心限月2015年8月先ぎりは前日比15円安の4258円で取引を終えた。日中立ち会いは、24日のニューヨーク金先物相場が対ユーロでのドル高を受けて下落したことから、買方の手じまいが先行し、安寄りした。その後も軟調なNY時間外を眺め、全般が弱含みに推移した。他の限月は12~18円安。銀は20銭~80銭安で大引けた。期近12月きりは出合いがなかった。白金は大幅反落。安寄り後、NY時間外安を背景とした手じまいや弱気の売りに押され、下げ幅を広げた。終値は、15年8月先ぎりが94円安の4627円、ほかが91~100円安。パラジウムは取引が成立した期先3限月が12~30円安で終了。