金 4,568円 (-4)

プラチナ 4,940円 (-41)

9/24、ニューヨーク市場の金相場は4年ぶりの高値を付けたドルや株価の反発を眺めて下落した。米経済統計の発表を今週後半に控え、市場では警戒ムードが続いている。この日は8月の米国の新築一戸建て住宅販売件数が前月比で増加し、6年余ぶりの高水準を記録したとの統計が発表され、住宅市場の順調な回復が確認された。このため、投資資金の安全な逃避先としての金塊の訴求力は減退した。また、ドルの主要通貨バスケットに対する指数は0.4%上昇し、2010年7月以来の高水準となった。クレディ・スイスのアナリスト、カリム・シェリフ氏は「ドル高や米債券の利回り上昇(が続くとの見通し)は市場の一致した見解だ。貴金属にとって、見通しは引き続き暗いということになる」と話した。金現物は序盤で値を上げた後、1オンス=1215.60ドルまで下落した。米東部時間午後2時7分(1807GMT)時点では6.03ドル(0.5%)安の1216.66ドル。前日の取引では、一時8カ月半ぶりの安値の1208.36ドルまで下げていた。一方、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは2.50ドル(0.2%)安の1219.50ドルで終了した。ロイター通信の暫定統計によれば、出来高は30日平均の範囲内。UBSウェルス・マネジメントのコモディティー部門幹部、ドミニック・シュナイダー氏によると、ドルには一段高の余地があるため、今後もコモディティー(商品)相場の圧迫要因になり、金塊や銀塊の投資先として魅力は薄まる見通し。今週後半の市場の注目材料は、25日に発表される8月の米耐久財受注統計と、26日に発表される4~6月期の米国内総生産(GDP)確定値。シリア領内のイスラム過激派を標的に23日行われた米軍主導の空爆攻撃は、金塊需要を喚起する材料にならなかった。世界最大の金塊上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストが発表した23日時点の金塊保有量は、1.2トン減の773.45トンと、2008年12月以来の低水準となった。東京貴金属の金相場は反発。終値は中心限月2015年8月先ぎりが前営業日比27円高の4273円、他限月は23~27円高。日中立ち会いは、23日のニューヨーク金が米軍によるシリア領内空爆を受けて上昇した地合いを引き継ぎ、高寄りした。その後はもみ合いながらNYの堅調を眺めて水準を上げた。銀は期中以降が60~70銭高としっかり。10月当ぎりは40銭安、12月きりは出合いがなかった。白金は反発。手じまい売りに小安く始まった後、NY時間外高を反映して切り返した。終値は8~14円高。パラジウムは約定された期先3限月が14~26円高。