金 4,590円 (+9)

プラチナ 5,074円 (+12)

9/10、ニューヨーク市場の金相場は3日続落し、1オンス=1240ドルをやや上回る7カ月ぶり安値水準付近で取引された。見通しの明るい経済指標が米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げにつながるのではないかとの懸念から、金相場は押し下げられた。ロシアがウクライナから軍の大部分を撤退させたとの報道も、安全資産への需要を減退させた。投資家は16、17両日に開かれる次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、よりタカ派的な金融政策が打ち出されると予想している。一方、サンフランシスコ連銀が8日に発表した調査論文によると、投資家は緩やかなペースでの利上げを想定している。HSBCの主任貴金属アナリスト、ジェームズ・スティール氏は「現在の金相場はある程度、金融政策がより引き締められるとの見方を反映している。今後出されるFOMC声明が想定以上にタカ派的な内容になるとの見方が広がれば、金の一段安が進む」と語った。金現物は一時、6月初旬以来の安値となる1オンス=1243.56ドルを付けた。米東部時間午後2時40分(1840GMT)時点は0.6%安の1248.21ドル。これは2月以来の安値1240.69ドルをやや上回る水準。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは3.20ドル安の1245.30ドルで引けた。東京貴金属の金相場は安寄り後、切り返す。終値は、中心限月の2015年8月先ぎりが前日比9円高の4300円、他限月は8~12円高。日中立ち会いは、9日のニューヨーク金先物相場が米国の早期利上げ観測を背景に下落したことから、売りが先行した。しかしその後はNY金時間外相場の堅調や、ドル高・円安の進行が支えとなり、プラス圏に浮上した。銀は小動き。10銭安~30銭高で終了した。白金は下落。中心限月の15年8月先ぎりは26円安の4793円、他限月は20~29円安。NY安を受けた弱気の売りに安寄りし、その後も軟調に推移した。パラジウムは49~52円安、期近2限月は出合いがなかった。