金 4,584円 (-3)

プラチナ 5,096円 (+3)

9/8、ニューヨーク市場の金相場は1%超下落し、一時約3カ月ぶりの安値を付けた。ドルが主要通貨のバスケットに対して上昇したことで、為替ヘッジとしての金塊の魅力が低下した。ドル指数(ドルの主要通貨バスケットに対する相場)は0.3%上昇し、1年超ぶりの高値。近く行われるスコットランド独立の是非をめぐる住民投票の結果をめぐる懸念から英通貨ポンドが大幅下落したことが背景。豪ドルやブラジル・レアルも値下がりした。ウクライナと同国東部の親ロシア派との停戦が5日に発効して以来、安全資産を求めての金買いは大きく減っている。ただトレーダーらは、金相場が先週、主要な200日移動平均を割り込んだことに加え、過去4営業日で3%下落したことが、新たな買い意欲を誘う可能性があるとしている。ピュアファンズ(ニューヨーク)のアンドリュー・チャニン最高経営責任者(CEO)は「大口の市場参加者はこの相場下落を、次に予想される金の値動きに備える機会として用いている」と説明した。金現物相場は一時6月10日以来の安値となる1オンス=1251.24ドルを付けた後で、米東部時間午後3時06分(1906GMT)時点では14.68ドル(1.2%)安の1253.91ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは13.00ドル(1.0%)安の1254.30ドルで引けた。ロイター通信の暫定データによれば、出来高は30日平均並みの水準。5日は米雇用統計が失望させられる内容だったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が近く利上げするとの臆測が後退し、金相場は上昇して引けていた。しかし一部のアナリストらは、これまで上向きな内容の米経済指標が相次いだことで高まった経済への楽観が金投資への関心を大幅に低下させたと強調した。VTBキャピタルのアナリスト、アンドレイ・クリュチェンコフ氏は「米雇用統計がより弱い内容だったことはドルを大きくは揺り動かさなかった。欧米のフィナンシャル・プレーヤーや投資家はいくらか前に金買いをやめている。他に投資収益がずっと高い金融商品がある中で、彼らが金市場に戻ってくるのを予想することはまだ難しい」と語った。東京貴金属の金相場は小反発。終値は、中心限月2015年8月先ぎりが前週末比3円高の4290円、他限月は3~13円高。日中立ち会いは、見送り気分が強い中、小口の売り買いが交錯し、小幅まちまちで始まった。その後は、買方のポジション調整で、いったん水準を切り下げたが、ニューヨーク時間外相場の堅調を眺め、軒並み引き締まった。銀は期先3限月が30銭高で終了。白金は小幅まちまち。全般に模様眺めで、15年8月先ぎりが1円安の4818円、他限月は1円安~10円高で引けた。パラジウムは期先2限月が1円安~2円高。