金 4,571円 (-14)

プラチナ 5,091円 (+6)

9/4、ニューヨーク市場の金相場は下落。欧州中央銀行(ECB)がデフレ回避のため政策金利を過去最低に引き下げるとともに、資産の買い取り策を開始すると発表したことを受け、ユーロが対ドルで値下がりしたことが背景。この日は米株式相場が同国サービス部門の力強さを受けて序盤に上昇し、安全な逃避先としての金塊の訴求力が減退した。S&P500種株価指数は取引時間中の過去最高値を記録。ただ、その後は利食い売りに値を消した。ECBは4日の理事会で主要政策金利を0.10%引き下げ、史上最低の0.05%とした。ドラギECB総裁は記者会見で、10月から資産担保証券(ABS)とカバード・ボンドの買い取りを始めると述べた。HSBCの主任貴金属アナリスト、ジェームズ・スティール氏は「一段の対ユーロ圧力は金(相場)の重しとなるかもしれない」と話した。ユーロが対ドルで下落すると、ドル建ての金塊は欧州や米国以外の投資家にとって割高となる。米東部時間午後2時58分(1858GMT)時点の金現物相場は0.4%安の1オンス=1263.66ドル。これより先、一時1276.50ドルの高値を付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは3.80ドル安の1266.50ドル。ロイター通信のデータ(暫定値)によると、出来高は30日平均を約20%上回る水準だった。ユーロは対ドルで14カ月ぶり安値を記録したほか、対スイスフランでも約2カ月ぶり安値を付けた。弱々しい景気回復を続けるユーロ圏は、ウクライナ危機で一段の不安定化にさらされる脅威に直面しており、ECBは長引く低インフレ対策をめぐって激しい圧力を受けている。政治や金融が不安定な際のリスクに対する保険と考えられている金塊の相場は、ウクライナでの緊張や中東の紛争を背景に、年初来で5%余り上昇している。5日は米雇用統計の発表が予定されており、米経済の見通しや、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに動く時期に関する新たな手掛かりになると予想されている。世界最大の金塊の上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの3日の金塊保有量は、2.69トン減の790.51トン。東京貴金属の金相場は反発。2015年8月先ぎりは前日比6円高の4287円で取引を終えた。日中立ち会いは、3日のニューヨーク金先物相場が対ユーロでのドル安を背景に上伸したことから、売方の手じまいが先行し、小じっかりに始まった。その後は、NY時間外の上昇を眺めた新規買いが支えとなり、約定価格を切り上げた。ほかは同5~10円高。銀は同80銭安~変わらずと小動きだった。白金は続落。安寄り後、期先を中心に一時プラスサイドへ浮上したが、大引けにかけてはNY白金時間外の伸び悩みを受けて、売り優勢となった。終値は、同3~11円安。パラジウムは出合いのあった期中以降の4限月が同28~36円安で終了。