金 4,596円 (+18)

プラチナ 5,071円 (-1)

8/26、ニューヨーク市場の金相場は反発。ドル上昇の一服を眺めてチャート要因の買いが入った。だが、欧州でのさらなる金融緩和策に対する期待感が広がったほか、堅調な米経済指標を受けて投資資金が株式に向かう中、金相場は上げ幅を削った。金現物相場は序盤の取引で、この日の高値となる1オンス=1290.80ドルを記録。1280ドルをやや上回る水準の200日間移動平均を突破したため、ストップロスの買いが誘われた。米東部時間午後2時26分時点では0.6%高の1283.57ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金の12月きりは6.30ドル(0.5%)高の1285.20ドルで引けた。金相場は引き続き、ドル相場を手掛かりに動く展開になった。アーチャー・フィナンシャル・サービシズのアナリスト、スティーブン・プラット氏は「ドルの上伸が停止し始めている。これが金相場の若干の支援材料になっている」と述べた。先週21日には米国の早期利上げ観測を背景に、金相場は2カ月ぶりの安値の1273.06ドルを付けた。この水準近辺が下値支持線となっているため、ショートカバーが入って相場が押し上げられたという。また、ウクライナ、中東情勢に関する地政学的リスクをめぐる懸念が金相場の下支え要因だった。ただ、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和に対する期待感、好調な米経済指標を受け、世界的に株価が上伸する中、金相場は上値を削った。米国のS&P500種株価指数はこの日、初めて2000の大台で終了した。米民間有力調査会社コンファレンス・ボードがこの日発表した8月の消費者景気信頼感指数は、市場予想を上回る伸びを示し、2007年10月以来の高水準だった。また、7月の米耐久財受注額は前月比で過去最高の上昇率を記録した。25日に発表された統計で、ロシアが7月に4カ月連続で金保有高を引き上げたことが示された。これも相場の支援材料となった可能性がある。ただ、26日はアジアの宝飾業者の買いは見られなかった。香港市場のロンドン市場に対する金塊相場のプレミアムは0.70~1.10ドルと、前週末の0.50~1.00ドルから拡大した。シンガポール市場のロンドン市場に対する金塊相場のプレミアムは横ばいの0.80~1.00ドル。世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの25日時点の金保有高は797.09トンと、22日の800.08トンを下回った。東京貴金属の金相場はおおむね小幅続伸。中心限月2015年6月先ぎりは前日比4円高の4287円で取引を終了。8月当ぎりは同24円安の4263円で納会した。他限月の終値は同1~5円高。25日のニューヨーク金先物相場は、欧州中央銀行(ECB)による追加金融緩和観測などを受けて、ドル高・ユーロ安が進み、小反落。東京の日中立ち会いは、NY安を映し、ポジション調整の売りが先行して始まった。その後は、NY時間外相場の上伸を眺めて切り返し、当ぎりも水準を上げて納会した。銀は期先2限月が前日比10~20銭安。8月当ぎりは夜間、日中を通じて出合いがなく、63円60銭で限月落ちした。白金は反落。新規の手掛かり材料を欠き、終日、日中始値付近でもみ合った。15年6月先ぎりが同20円安の4798円。8月当ぎりは同28円安の4737円で納会した。他限月は同17~24円安。パラジウムは期先が同5円安~4円高と小幅まちまち。8月当ぎりは出合いがなく、2900円で限月落ちした。