金 4,578円 (-29)

プラチナ 5,083円 (-1)

8/21、ニューヨーク市場の金相場は5営業日続落し、2カ月ぶりの安値を付けた。主要な下値支持線を割り込むと、米国の早期利上げ観測からテクニカルな売りが加速した。7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表され、当局者が労働市場の予想以上の回復を背景に早期に利上げすべきか協議していたことが分かると、売りが膨らんだ。21日に発表された良好な米住宅市場と労働市場の統計が景気に対する楽観を強め、金相場の重しになった。金相場は同日未明にストップロスの注文が集中する200日間移動平均の1オンス=1287ドルを割り込んだ。12月きりはこれを受け、米東部時間午前2時~2時05分のオーバーナイト取引で、その時点の出来高の約3分の1に当たる8000枚超の取引が行われた。RJOフューチャーズ(シカゴ)の上級商品ブローカー、フィリップ・ストレイブル氏は「重要な節目とみられている水準の200日間移動平均を下回った。トレンド追随型のトレーダーは、金のショートポジションを積み上げようとするだろう」と述べた。金現物は6月18日以来の安値の1273.06ドルを付けた後、米東部時間午後2時41分時点では1.3%安の1275.46ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは19.80ドル安の1275.40ドルで引けた。世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの20日時点の金保有高は前日比0.9トン増の800.09トンと、3日連続の増加となったが、市場ではほとんど材料視されなかった。アナリストは、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長による22日のジャクソンホールでの発言に注目している。東京貴金属の金相場は反落。終値は、中心限月2015年6月先ぎりが前日比26円安の4277円、他限月は同21~28円安。日中立ち会いは、20日のニューヨーク金先物相場の下落と為替の円安・ドル高で強弱材料の綱引きとなり、総じてもちあいで寄り付いた。その後は、円安を映し、いったん引き締まる場面も見られたものの、NY時間外のジリ安が重しとなり、マイナス圏に値を沈め取引を終えた。銀はまちまち。15年6月先ぎりが同10銭安の64円70銭、他限月は出合いのない期近2限月を除き、同20~60銭高で引けた。白金は下落。NY時間外安を受けて、弱地合いが継続した。15年6月先ぎりが同21円安の4802円、他限月は同変わらず~24円安。パラジウムは出合いのない8月当ぎりを除き、同7~32円安で終了した。