金 4,605円 (+9)

プラチナ 5,177円 (+35)

8/7、ニューヨーク市場の金相場は続伸、イラクとウクライナの緊張が高まる中で安全資産を求める買いで前日に続き上昇した。テクニカル的に主要な上値抵抗線を突破したことでアナリストらは、金が一段と値上がりする可能性があるとしている。ニューヨーク・タイムズ紙が、オバマ米大統領がイラクでイスラム過激派に山頂に追い詰められている少数派の宗教・宗派の信徒4万人を助けるため、空爆や空からの支援物資投下を検討していると報じた後、金相場は上昇した。ウクライナでの紛争を受けて6日の金相場が50日、100日移動平均など主要な上値抵抗線を抜けたことで、アナリストらはテクニカルな買いが金相場を一段と押し上げる可能性があると述べた。UBSの貴金属ストラテジスト、エデル・タリー氏は「金相場は幾度か下値を探る動きもあったが、200日移動平均の水準を維持したことで、短期のプレーヤーが市場に戻った可能性がある」と説明した。金現物は米東部時間午後2時05分(1805GMT)時点で、4.75ドル(0.4%)高の1オンス=1310.74ドル。金相場は6日に約1.5%上昇、一日の上げ幅としては一カ月超ぶりの大きさだった。ウクライナの紛争激化への懸念に加え、世界の株価が弱めの基調だったことが金相場の上昇を誘った。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは4.30ドル(0.3%)高の1オンス=1312.50ドルで引けた。ロイター通信の暫定データによれば、出来高は30日平均を約25%下回る水準だった。7日発表された先週の米新規失業保険申請件数が予想外に減少したことで、米株価が上昇する中、金相場は序盤は値下がりしていた。ウクライナ情勢でユーロ圏の弱く不均一な景気回復へのリスクが高まる中、欧州中央銀行(ECB)が7日の定例理事会で、主要政策金利を史上最低の水準で据え置くと発表したことが金塊投資家の心理を後押しした。6日の相場上昇にもかかわらず、世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの金保有高は同日に2.4トン減少し、797.65トンとなった。東京貴金属の金相場はおおむね続伸。中心限月2015年6月先ぎりは前日比38円高の4300円、他限月は同34~43円高で取引を終えた。日中立ち会いは、6日のニューヨーク金先物相場が地政学的リスクの高まりを背景に上昇した流れを引き継ぎ、高寄りした。その後もNY時間外の下値の堅さを眺め、買い優勢の展開が継続。午後に入り、為替相場が円安・ドル高方向に傾くと、一段と上げ幅を拡大させた。銀は同50~70銭高と反発。期近10月きりは取引が成立しなかった。白金も反発。まちまちで始まったが、堅調に推移したNY時間外を眺め、徐々に地合いを引き締めた。終値は同26~31円高。パラジウムは出合いのなかった8月当ぎりを除き、同6~21円高で大引けた。