金 4,536円 (-46)

プラチナ 5,160円 (-58)

7/31、ニューヨーク市場の金相場は1%続落し、6週間ぶりの安値を付けた。賃金上昇や労働市場の改善を示す米経済統計が示され、安全資産としての金買いが後退した。米株が大幅安となったことは材料視されなかった。金は7月、月間で今年最も大きい約3.5%の下落を記録。米量的緩和の縮小や米経済の改善がヘッジ資産としての金の魅力を低減させた。この日発表された4~6月期の米雇用コスト指数が5年半ぶりの上昇率となったことで経済見通しが上向き、金相場の重しとなった。米株式市場は幅広く下落し、S&P500種は主要な下値支持線の50日間移動平均を割り込んだ。金相場は今年、おおむね株式市場と逆の値動きをしてきた。ニューウエッジの貴金属トレーダー、トーマス・カパルボ氏は「S&P500種が下落したが、株価上昇基調が鈍化する兆候は何ら示しておらず、現時点では差し迫った金需要はない」と述べた。金現物は一時、6月19日以来の安値となる1オンス=1280.76ドルまで下落した後、米東部時間午後2時08分(1628GMT)時点では1%安の1282.15ドル。金相場は、ウクライナ問題をめぐる西側諸国とロシアの地政学的リスクが高まった6月に約6%高となったが、7月は3.4%安に転じた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは、14.10ドル安の1282.80ドルで引けた。カンザス州の主要な製油施設が火災事故で稼働停止し、原油だぶつき懸念から米原油が4カ月超ぶりの安値まで急落したことも金相場を圧迫した。投資家らはまた、アルゼンチンが12年ぶりにデフォルト(債務不履行)に陥ったとの報も消化している。市場の次の焦点は1日に発表される7月の米雇用統計で、非農業部門の就業者数は23万3000人増と予想されている。東京貴金属の金相場は反発。中心限月の2015年6月先ぎりが前日比8円高の4277円、他限月は同6~10円高で取引を終えた。日中立ち合いは、為替の円安・ドル高を映して高寄りし、買い一巡後はニューヨーク金時間外相場の軟化や、円が対ドルでやや引き締まったのを受け、上げ幅を縮小した。銀は約定された10月きりと期先2限月が上伸。白金はしっかり。円の下落を映し、中心限月15年6月先ぎりが同6円高の4914円、他限月は同5~13円高で大引けた。パラジウムは堅調。