金 4,538円 (-25)

プラチナ 5,181円 (-19)

7/14、ニューヨーク市場の金相場は大幅安。ポルトガルの銀行部門に対する懸念が後退したほか、米株高が投資家に先週3カ月半ぶりの高値を付けた金の利益確定売りを促した。金相場は先物の下値支持線の1オンス=1330ドルと1310ドルを下回ると売りが加速し、大量のストップロス注文が出た。ポルトガルの上場最大手銀行の健全性をめぐる疑問からユーロ圏金融危機が近いかもしれないとの懸念が強まり、10日には1350ドル近くまで上昇していた。シカ・ウェルスのジェフリー・シカ最高投資責任者(CIO)は、「話題になっていた懸念のいくつかが消え、金の上昇基調に乗じていた投資家は利益確定売りを出す口実を与えられた」と述べた。金現物は一時、6月19日以来の安値の1302.90ドルを付けた後、やや下げ幅を縮小し、米東部時間午後2時06分(1806GMT)時点で、32.34ドル(2.4%)安の1305.50ドル。1日当たりの下げ幅としては昨年12月2日以来の大きさ。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりは、30.70ドル(2.3%)安の1306.70ドル。活発商いで、ロイターの暫定データによると出来高は30日間平均を約60%上回った。14日のポルトガル国債利回りは低下。同国最大手のバンコ・エスピリトサント(BES)が投資家らに安定を保証するための行動に出たことが背景。ニューエッジの貴金属トレーダートーマス・カパルボ氏は「金融市場が不安定になると必ず金が買われる。ただ、投資家らは短期的には安全な逃避先として上昇した分の利益確定売りを優先したがるだろう」と述べた。東京貴金属の金相場は5営業日ぶりに急落。中心限月2015年6月先ぎりが前週末比52円安の4302円、他限月は同49~56円安で取引を終えた。日中立ち会いは、ニューヨーク金時間外相場が、前週末の東京商品取引所の日中取引終了時点に比べ、水準を切り上げたことから、強気買いが先行して始まった。その後は、NY時間外の下落を眺めて利益確定の手じまい売りが膨らみ、約定価格帯を押し下げ、この日の安値圏で取引を終えた。銀は同20銭~1円40銭安。白金は続落。高寄りした後は、軟調なNY白金時間外を眺めてマイナス圏での取引となり、同32~41円安で引けた。パラジウムは出合いのあった8月当ぎりと期先3限月が同7円安~5円高で終了した。