金 4,659円 (+5)

プラチナ 5,244円 (-2)

7/11、ニューヨーク市場の金相場はポルトガルの上場最大手銀行をめぐる懸念が後退する中、ほぼ横ばいとなった。ただ中東情勢への懸念が根強く、週を通じては6週連続の上昇となった。パレスチナ自治区ガザでの軍事衝突が激化する中、起きうる市場の混乱に対するヘッジとして米国債が買われて同相場が上伸、指標利回りは5週間ぶりの低水準となった。ポルトガルの政府と中央銀行が、同国大手銀バンコ・エスピリト・サントをめぐる問題は金融システムの健全さを損なっていないと投資家の懸念払拭(ふっしょく)に努めたことで、株価は下げ止まった。RBCウェルスマネジメント(ニューヨーク)のシニアバイスプレジデントで金市場のコメンテーターであるジョージ・ジェロ氏は「ポルトガル問題はトップニュースにならなくなったかもしれないが、現在はイスラエル軍がガザを空爆しているなど、対処すべき地政学的緊張は多い」と指摘した。パレスチナ当局者によると、イスラエル軍のガザ空爆4日目となった11日はパレスチナ人11人が新たに死亡し、死者数は少なくとも96人に達し、その大半は民間人だという。金現物は米東部時間午後3時20分(1920GMT)時点で、0.2%高の1オンス=1337ドルと、前営業日に付けた3カ月半ぶりの高値の1345ドルからそれほど下がっていない。今週を通じては1.3%高。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりは1.80ドル安の1337.40ドルで引けた。クアンティテーティブ・コモディティ・リサーチのコンサルタント、ピーター・ファーティグ氏は「多くの投資家にとって、今需要があるのは安全資産だ。昨年は株式市場やリスク資産を明らかに選好していた投資家らは、いくらか安全性がある資産クラスとして金を再発見している」と語った。東京貴金属の金相場は4営業日続伸。中心限月2015年6月先ぎりは前日比16円高の4354円で取引を終えた。日中立ち会いは、10日のニューヨーク金先物相場が、ポルトガル大手銀行の経営不安を背景に安全資産としての買いが入り続伸したことから、売方の手じまいなどが先行して始まった。その後は、NY金時間外の強含みを眺め、底堅く推移した。他の限月は同11~15円高。銀は同70銭~1円20銭高。白金は反落。小安く寄り付き、その後は軟調なNY白金時間外を背景に下げ幅を広げた。終値は同12~20円安。パラジウムは出合いのあった期先3限月が、同18~20円安で取引を終えた。