金 4,626円 (-7)

プラチナ 5,217円 (-10)

7/3、ニューヨーク市場の金相場は反落。6月の米雇用統計が予想を上回る改善を示したことを受け、利上げが予想より早まる可能性があるとの見方が強まった。米労働省が3日発表した6月の雇用統計は、雇用が大幅に伸びると同時に失業率は6年ぶりの低水準まで低下し、下半期に向けて米経済が堅調に成長しているという強い証左となった。非農業部門の就業者数は前月比28万8000人増、失業率は6.1%だった。三菱商事のアナリスト、ジョナサン・バトラー氏は「米金融政策の正常化が予想の範囲内に入ったことは興味深い。金には依然として下振れリスクがある」と述べた。米連邦準備制度理事会(FRB)は過去に、インフレと金融安定リスクが抑制されている限り、米失業率が6.5%を下回る水準に低下するまでゼロ金利政策を維持すると表明してきた。金現物は一時、1週間ぶりの安値となる1.3%安の1オンス=1309.64ドルを付けた後、米東部時間午後2時04分時点では0.6%安の1319.15ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりは、前日終値比10.30ドル(0.8%)安の1320.60ドルで引けた。ロイターの暫定データによると、出来高は30日間平均を30%上回った。一部のアナリストは、金利が上がるにつれて金相場も上昇する可能性があるとみている。CPMグループのマネジング・ディレクター、ジェフリー・クリスチャン氏は「利上げが開始されるとすれば、FRBがインフレを懸念しているということだ。インフレ要因は金利上昇局面でも金相場を押し上げる可能性がある」と述べた。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、先月導入した一連の金融政策は物価押し上げと融資促進につながると述べたことを受け、トレーダーの間では、長期的には金相場が上昇する可能性があるとの見方も出た。東京貴金属の金相場は小反発。2015年6月先ぎりは前日比4円高の4333円、他限月が同3~6円高で取引を終えた。日中立ち会いは、円安を受けた買い戻しなどに引き締まって始まり、その後はニューヨーク時間外相場の頭重さを眺めた買方の手じまいなどに伸び悩んだ。銀は出合いのなかった期近10月きりを除く5限月が堅調。白金は総じて小反落。15年6月先ぎりは同13円安の4935円、他限月は期近10月きりが同1円高、他が同11~15円安で引けた。円安を受け高寄り後は、NY時間外相場の軟調を眺めた手じまい売りなどに値を消した。パラジウムはしっかり。