金 4,474円 (+7)

プラチナ 5,043円 (+9)

6/17、ニューヨーク市場の金相場は続落。ドル高に加え、中東と西側諸国との緊張が緩む可能性があるとの見方から安全資産の選好が後退した。予想を上回った5月の米消費者物価指数は米連邦準備制度理事会(FRB)がさらなる金融引き締め向かうとの見方を強め、ドル相場を支援したが、金相場の地合い改善には寄与しなかった。5月の米住宅着工件数が前月から減少したことも、金を慌ててヘッジする動きにはつながらなかった。中東をめぐる懸念が弱まる中、市場の関心は資産購入プログラムの一段の縮小が決定されると予想されている米連邦公開市場委員会(FOMC)に移っている。FRBは18日にFOMCの声明を発表する。エイドリアン・デイ・アセット・マネジメント(メリーランド州アナポリス)のエイドリアン・デイ最高経営責任者(CEO)は「市場には春か初夏のどこかの時点でFRBが金融引き締めペースを鈍化させるとの予想があった。しかし驚くことに、過去4回のFOMCでは毎回100億ドルずつの緩和縮小を決めており、市場の予想より早く利上げが実施される可能性を示唆している」と述べた。金現物は米東部時間午後2時(1800GMT)時点で、1.09ドル安の1オンス=1270.20ドル。1週間ぶりの安値に近い1258.85ドルまで下げた後、大きく値を戻し1273.25ドルの高値を付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりも反落し、3.30ドル(0.3%)安の1272.00ドルで引けた。金相場は16日、イラク情勢の緊迫化で3週間ぶりの高値となる1284.85ドルを付けた。17日には首都バグダッド近くのバクバ中心部でイスラム教スンニ派の過激派がイラク軍と衝突し、20人のイラク人が死亡した。ただ、イランが米国とイラク問題を協議し、核問題も解決しようとしていることから西側とイランとの対立は弱まりそうだ。ロジック・アドバイザーズ(ニュージャージー州アッパーサドルリバー)のビル・オニール氏は「きのうときょうの金相場は、イラクのようなニュースには反射的に上昇するが、それを維持することができないというパターンだ。インフレ傾向が強まっているのに、金市場は依然守りの態勢だ」と述べた。東京貴金属の金相場は3営業日ぶりに反落。終値は中心限月2015年4月先ぎりが前日比49円安の4150円、他限月は同46~50円安。日中立ち会いは、ニューヨーク時間外の軟調を受けた利食い売りに安寄りした。午前中は始値付近でもみ合ったが、午後は同時間外の下げに追随して一段安となった。銀は手掛かり難で小幅まちまち。終値は同70銭安~30銭高。白金は続落。NY時間外の伸び悩みを眺めて軟調で始まり、午後は同時間外の下げを眺めて崩れた。パラジウムは同10~40円安と下落。8月当ぎりは出合いがなかった。