金 4,558円 (+54)

プラチナ 5,033円 (+47)

5/12、ニューヨーク市場の金相場はウクライナ情勢の緊迫化を背景に反発した。週末にウクライナ東部ドネツク州の事実上の独立の是非をめぐる住民投票が行われ、賛成が多数を占めたとの結果が明らかにされた。同州の親ロシア派勢力「ドネツク人民共和国」の幹部が、人民共和国のロシアへの編入を呼び掛けたのを受け、金現物相場は1オンス=1300ドルをいったん上抜けた。だが、重要な1300ドルの下値支持線を維持できなかったほか、米国株の上昇を眺め、上値を削った。バークレイズ・キャピタルの貴金属アナリスト、クリストファー・ルーニー氏は「金の投資需要低迷を実需が補っておらず、相場は弱含んでいるように思われる」と指摘。「われわれはなお、相場が下落すると予想している」と語った。金現物相場は米東部時間午後3時50分(1950GMT)時点で、7.12ドル(0.6%)高の1295.95ドル。一時、1303.80ドルの高値を付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月きりは8.20ドル(0.6%)高の1295.80ドルで引けた。ロイター通信の暫定データによると、出来高は30日平均を約10%上回る水準だった。実需低迷が金市場の地合いを弱める要因となっている。中国では、金現物の海外の指標相場に対する地元のプレミアムが若干拡大したが、今年記録した20ドルを超えるプレミアムをなお大幅に下回っている。中国金協会(CGA)のデータによると、1~3月の中国の金の延べ棒需要は前年同期比44%減少しており、中国の実需低迷を裏付けている。東京貴金属の金相場は3営業日ぶりに小反発。終値は中心限月2015年4月先ぎりが前週末比1円高の4226円、他限月は同1~5円高。日中立ち会いは、整理売りに続落して始まった後、ニューヨーク金先物時間外相場の下げ渋りや円の緩みを眺めた買い戻しなどに引き締まり、小幅に前週末終値を上回って引けた。銀は出合いのなかった期中2限月を除き同70銭安~60銭高とまちまち。白金は総じて3営業日続落。安寄り後、NY時間外相場の下げ渋りや円安を受けて下げ幅を縮め、期近6月きりが前週末終値を上回って引けた。終値は6月きりが同3円高、他限月は同2~6円安。パラジウは出合いのあった3限月が同4円安~4円高。