金 4,578円 (+3)

プラチナ 5,032円 (-10)

4/16、ニューヨーク市場の金相場はほぼ変わらずとなった。前日の相場は約2%下落したものの、この日は米株高や堅調な米鉱工業生産指標を眺め、投資家の金投資に対する警戒感が強まった。3月の米鉱工業生産統計が予想を上回る水準となったのを受け、金相場は200日間移動平均の下値支持線である1オンス=1300ドル前後の水準で取引された。ただ、この日の統計では住宅市場が米経済の足かせとなっている状況も浮き彫りとなった。3月の米住宅着工件数は増加したものの、昨年11月に記録した景気後退局面後の最高水準を大幅に下回っている。ウクライナ政府軍と同国東部の親ロシア派の間での新たな衝突に関する材料にも欠け、金に対する安全資産買いも抑制された。UBSの貴金属ストラテジスト、エデル・タリー氏は「祝日を前に次第に流動性が乏しくなる中、投機筋がさらに買いポジションを削る余地がある。相場が下落するのはそれほど困難なことではないだろう」と指摘した。米国の金市場は18日、グッド・フライデーの祝日のため休場となる。金現物は米東部時間午後3時(1900GMT)時点で、0.42ドル高の1オンス=1302.46ドル。前日は200日間移動平均線を割り込み、大量のテクニカルな売りを浴びたため、1.8%の下げとなった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月きりは3.20ドル高の1303.50ドル。ロイター通信の暫定データによると、出来高は30日平均を約35%下回っている。米地区連銀景況報告(ベージュブック)では、寒波の影響が和らぎ、過去数週間の米国の経済活動が上向いているとの兆候が示されたものの、金市場ではほとんど材料視されなかった。世界最大の金上場投資信託(ETF)であるSPDRゴールド・トラストの金保有量は15日時点で前日比0.60トン増の806.82トン。東京貴金属の金相場は続落。中心限月2015年2月先ぎりは前日比50円安の4264円で取引を終了。夜間取引では一時4231円まで下げ、継続足で2月14日(4224円)以来約2カ月ぶりの安値を付ける場面があった。他限月の終値は同41~52円安。日中立ち会いは、15日のニューヨーク金先物相場が利益確定売りに押されて急落したのを受け、安寄りした。その後も弱含みに推移したNY金時間外が重しになり、軟調地合いが続いた。銀も続落。金の下落に追随し、同1円~1円70銭安で取引を終えた。期中10月きりは取引が成立しなかった。白金も続落。NY時間外安を眺め、総じて売りが優勢だった。終値は同37~44円安。パラジウムは同24円安~7円高とまちまち。