金 4,641円 (+14)

プラチナ 5,103円 (+14)

4/14、ニューヨーク市場の金相場は上昇し、3週間ぶりの高値を付けた。ウクライナ情勢をめぐる懸念が再び強まったことで、投資家らはリスクヘッジのため金のポジションを積み上げている。ウクライナと同国の親ロシア派のデモ隊の対立が強まったことや、週末にロシア軍機が黒海の米ミサイル駆逐艦の近くを飛行していたとの報で安全な逃避先としての金の魅力が高まった。また、米金融大手シティグループが良好な決算を発表したことで米株市場が上昇したことに追随した。アナリストらによると、米連邦準備制度理事会(FRB)が将来的な利上げに慎重になっているとの見方や米株相場の先行き不透明感が金の買いを活発化させている。RJオブライエンの上級商品ブローカー、フィリップ・ストレイブル氏は「リスク回避のためにポートフォリオに金を組み入れる必要性はこれまで以上に強まるだろう。現時点では多くの投資家が株式市場を必ずしも信じているわけではない」と述べた。金現物は3月24日以来の高値の1オンス=1330.90ドルを付けた後、米東部時間午後2時08分(1808GMT)時点では0.7%高の1327.10ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の先物6月きりは、前週末終値比8.50ドル(0.6%)高の1327.60ドルで引けた。ロイターの暫定データによると、出来高は30日間平均を約50%下回る水準だった。金相場はウクライナ情勢の緊張緩和を受け4月1日に1280ドルを下回り約2カ月ぶりの安値を付けたものの、過去5営業日中4日間上昇している。クオンティテーティブ・コモディティー・リサーチのコンサルタント、ピーター・ファーティグ氏は「相場上昇はウクライナ情勢をめぐる不透明感や北大西洋条約機構(NATO)がロシアに発した警告などを反映したものだ」と述べた。東京貴金属の金相場は3営業日続伸。終値は、中心限月の2015年2月先ぎりが前週末比14円高の4338円、他限月は同12~17円高。日中立ち会いは、ニューヨーク金先物時間外相場がウクライナ問題に対する警戒感を背景に上昇したことから、買い戻しが先行した。その後も、円相場が引き緩んだため堅調に推移した。銀は小幅まちまち。同30銭安~10銭高で終了した。白金は続伸。中心限月の15年2月先ぎりが同10円高の4828円、他限月は同7~11円高で引けた。NY白金時間外相場が前週末の東京商品取引所の大引け時点より値位置が高かったことから、高寄りした。その後も円の下げ一服を背景に買い優勢に推移した。パラジウムは大幅続伸し、同39~85円高で取引を終えた。ウクライナ情勢への不安から、前週末のニューヨーク市場で、2年8カ月ぶりに800ドル台に乗せたことを映した。