金 4,563円 (-51)

プラチナ 4,940円 (+3)

3/19、ニューヨーク市場の金相場は続落。米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明でゼロ金利政策解除の指針を見直すと表明したことを受けてドルが上昇したため。金は2%安と、1日の下げ幅としては3カ月ぶりの大きさとなった。HSBCの主任貴金属アナリスト、ジェームズ・スティール氏は「FRBの動きを受け、インフレヘッジとしての金の魅力はかつてほど強くなくなっている。既に金は地政学的リスクの緩和を受けて下落しており、これら二つの要因が相まって相場を強く圧迫している」と述べた。この日の序盤の取引では、ロシアのプーチン大統領がクリミア自治共和国をロシアに編入する条約に調印したのを受けて下げ圧力にさらされた。一方、大統領はウクライナのその他の地域については編入しない方針を表明した。金現物は米東部時間午後4時39分(2039GMT)時点で、26.68ドル(2.0%)安の1オンス=1328.96ドル。1日の下げ幅としては昨年12月19日以来の大きさとなった。ウクライナ情勢の緊迫化を受けた相場上昇後に利食い売りが出て、金はこの3営業日で4%近く下落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりは、前日終値比17.70ドル(1.3%)安の1341.30ドル。ロイターの暫定集計によると、出来高は30日平均を約30%上回った。東京貴金属の金相場は続落。中心限月2015年2月先ぎりは前日比30円安の4424円、他限月は同29~32円安で取引を終えた。日中立ち会いは、18日のニューヨーク金先物相場がウクライナ情勢をめぐる警戒感の後退を背景に下落した上、為替が円高・ドル安に振れたことから、手じまい売りが先行して始まった。その後、下げ渋る場面も見られたが、全般は軟調なNY時間外が重しとなり、徐々に下値を切り下げた。銀は同80銭~1円30銭安で大引けた。4月当ぎりと期中8月きりは取引が成立しなかった。白金は反発。NY安と円高を受けて安寄りしたが、NY時間外の堅調推移を眺めて買いが広がり、プラス圏に浮上した。終値は同4~13円高。パラジウムは同8~14円安と続落。4月当ぎりと期中8月きりは約定されなかった。