金 4,614円 (-48)

プラチナ 4,937円 (-47)

3/18、ニューヨーク市場の金相場は続落。ロシアのプーチン大統領の発言を受けてウクライナ情勢をめぐる緊張がやや後退し、株式など比較的リスクが高い資産が選好された。同日の米株式市場は続伸し、主要指数のS&P500種は最高値をわずか1%下回るレンジで推移した。プーチン大統領はこの日、ウクライナ南部のクリミア半島をロシアに編入する条約に調印したが、ウクライナの他の地域を編入する計画はないと述べた。証券会社ニューエッジの市場戦略ディレクター、ロベルト・バン・バテンブルグ氏は「(ウクライナをめぐる)緊張が幾分後退しており、投機資金が金から流出している」と述べた。一方で、金相場は、中国経済の不透明感など世界的なマクロ経済リスクが上昇をもたらすとの見方などに支援されるとも指摘した。市場は19日に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明を注視している。焦点は事実上のゼロ金利を維持するとの約束を、金融市場を混乱させることなく、どのように修正するかにある。金現物は米東部時間午後2時41分(1941GMT)時点で、7.55ドル(0.6%)安の1オンス=1358.79ドル。利益確定売りが出る前の17日には6カ月ぶりの高値の1391.76ドルを付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりは、前日終値比13.90ドル(1.0%)安の1359.00ドルで引けた。ロイターの暫定データによると、出来高は30日間平均と同水準。18日公表された2月の米消費者物価は前月比ほぼ変わらず(0.1%上昇)で、住宅着工件数は3カ月連続で前月比マイナスとなった。オンライン貴金属取引会社ブリオンボールトのミゲル・ペレスサンタッラ副社長は「東欧問題のジレンマを抱えるため、1350ドルを上回る水準を維持するだろう。中国が国内の金融・信用危機に直面するリスクは、投資家にとって重要な懸念材料だ」と述べた。東京貴金属の金相場は反落。中心限月2015年2月先ぎりは前日比71円安の4454円、他限月は同68~71円安で取引を終えた。日中立ち会いは、17日のニューヨーク金先物相場が利食い売りに下落した流れを引き継ぎ、安寄りした。その後は、NY時間外が一段と水準を切り下げたのを眺め、下げ幅を拡大させた。銀は同60銭~1円20銭安と反落。白金も反落。軟調なNY時間外を背景に売りが優勢となり、同62~74円安で大引けた。パラジウムは同10~31円安で終了。4月当ぎりと期中8月きりは取引が成立しなかった。