金 4,686円 (-13)

プラチナ 5,011円 (-16)

3/13、ニューヨーク市場の金相場は6カ月ぶりの高値まで上伸した。中国の経済減速やクリミア半島をめぐるロシアとウクライナの対立への懸念から、リスクの高い資産の需要が弱まり、比較的安全な資産とされる金の魅力が高まった。この日発表された中国の経済指標が弱い内容だったことから米株式と銅相場は下落。中国の企業は同国で初の社債デフォルト(債務不履行)に陥ったことや、週前半に発表された統計で同国輸出の減少が示されたことから、中国経済の健全性に対する懸念が強まっている。また、ロシアがウクライナ国境近くで軍事演習を開始し、クリミア半島の併合を撤回しない方針を示唆したことも金相場の支援材料となった。コメルツバンクのコモディティー調査責任者のユージン・ワインバーグ氏は「中国経済やロシアとウクライナの地政学的緊張への懸念から、金は安全な逃避先として引き続き需要が高い」と述べた。金現物は米東部時間午後2時39分(1839GMT)時点で、5.16ドル(0.4%)高の1オンス=1371.74ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりは、1.90ドル(0.1%)高の1372.40ドルで引けた。ロイターの暫定データによると、出来高は前日に続き20万枚を超え、30日間平均を約30%上回る水準だった。2月の小売売上高は予想を上回ったことで米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和の縮小を維持するとの見方が強まり、同統計の発表後には金相場は一時下落した。投資ファンドはいくらかの利益確定を行っている。世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・シェアは12日、2月19日以来となる流出超過を記録した。東京貴金属の金相場は3営業日続伸。終値は、中心限月2015年2月先ぎりが前日比17円高の4520円、他限月は同9~18円高。日中立ち会いは、12日のニューヨーク金先物相場が、ウクライナ情勢の緊迫化を受けて上昇した地合いを引き継ぎ、高寄りした。その後もNY時間外高になびいて上伸したが、中国の1~2月の鉱工業生産や小売売上高が市場予想を下回ったのが伝わると、終盤にかけて手じまい売りが膨らみ、上げ幅を縮小した。銀は同20銭~1円高と堅調。白金は続落。小幅まちまちで始まった後、中国の経済指標の悪化を受け、売り優勢となった。終値は同19~34円安。パラジウムは同17円安~18円高。10月きりは約定されなかった。