金 4,699円 (+58)

プラチナ 5,027円 (+5)

3/12、ニューヨーク市場の金相場は大幅上伸し、約6カ月ぶりの高値をつけた。中国企業のデフォルト(債務不履行)やウクライナをめぐる地政学上の対立への懸念から安全な資産とされる金の選好が強まった。中国のメーカーが同国で初の社債デフォルトに陥ったことや、2月の輸出統計が弱い内容だったことから中国経済の健全性に対する不安が高まった。このためロンドン市場の銅相場は3年8カ月ぶりの安値まで急落した。中国経済をめぐる懸念が徐々に金買いを加速させており、株式などの比較的リスクの高い資産の需要を押し下げている。アライアンス・フィナンシャル(シカゴ)の貴金属ディーラー、フランク・マギー氏は「最近の取引では、中国(の材料)が非常に明らかに主導する形で、安全な逃避先とされる資産の選好が続いている」と述べた。金現物は1オンス=1370.60ドルと昨年9月20日以来の高値まで上昇した後、米東部時間午後1時59分(1759GMT)時点では、17.70ドル(1.3%)高の1367.04ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりは23.80ドル(1.8%)高の1370.50ドルで引けた。ロイターの暫定データによると、出来高は25万枚と30日間平均を65%上回った。ウクライナとロシアの政治的緊張もリスク選好意欲の重しとなった。ウクライナ南部のクリミア半島情勢をめぐっては、西側諸国がロシアに対し制裁を発動する可能性が高まっている。市場は3月18、19両日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を注視している。米国を直撃した寒波が一連の経済指標に影響したものの、連邦準備制度理事会(FRB)は資産購入策の追加の縮小を決めるとみられている。東京貴金属の金相場は続伸。日中立ち会いは、為替の円高・ドル安を受け小反落して始まった。その後、ニューヨーク金先物時間外が東京商品取引所の寄り付き時水準を上回って推移した上、円高が一服したことから買い戻しが優勢となって切り返し、この日の高値圏でもみ合った。終値は、中心限月2015年2月先ぎりが前日比42円高の4503円、ほかは同40~50円高。銀はNY時間外高を映し、同20~70銭高と続伸。白金は同29~36円安と反落。利益確定売りなどに下落したNY相場や円高を眺め安寄りした後、NY時間外の上昇を受け下げ幅を縮めた。パラジウムは同9~35円安と軟調。