金 4,648円 (+66)

プラチナ 5,087円 (+53)

3/6、ニューヨーク市場の金相場は続伸した。欧州中央銀行(ECB)が、ユーロ圏市場に流動性を供給するような新たな対応策の決定を見送ったことでドルが下落し、金の通貨ヘッジとしての魅力が高まった。HSBCの主任貴金属アナリスト、ジェームズ・スティール氏は「ユーロの上昇が金相場の強材料になった。地政学的上の緊張も相場を下支えた」と指摘した。ウクライナをめぐって西側諸国とロシアの緊張が高まっていることが、金相場を押し上げる要因となった。クリミア議会は6日、ロシアへの編入を求める決議を採択。住民投票も10日後に実施されることが決まった。金現物は、一時下落する場面もあったが、その後は切り返し、米東部時間午後3時48分(2048GMT)時点で1%高の1オンス=1350.31ドルとなった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の金先物4月きりは11.50ドル高の1351.80ドル。ロイター通信の暫定集計によると、出来高は30日間平均を約10%上回った。トレーダーらによると、投資家は7日発表の2月の米雇用統計を前に、ショートのポジションをカバーしたという。ただHSBCのスティール氏は、金相場は既に、米経済活動が期待外れの水準にあることを示唆する指標に反応して上昇しており、雇用統計発表後は、下落する可能性があるとの見方を示した。ロイター通信がエコノミストらを対象に実施した調査によると、厳冬の影響は残るものの、2月の米雇用の伸びは加速すると予想されている。東京貴金属の金相場は続伸。終値は、中心限月の2015年2月先ぎりが前日比15円高の4410円、他限月は同12~17円高。日中立ち会いは、円安・ドル高を受けた手じまい買いが先行し、小幅続伸して始まった。その後、円相場が軟化したことから、つれて引き締まったが、終盤はニューヨーク金時間外相場の軟化を眺めて上げ幅を削った。銀はおおむねしっかり。終値は同変わらず~50銭高。白金は堅調。中心限月の2月先ぎりは同62円高の4911円、他限月は同60~66円高。ニューヨーク高を眺めた買いが先行し、その後も円相場の軟化を眺めて堅調推移した。夜間取引では継続足で1月24日以来約1カ月半ぶり高値の4922円を付けた。パラジウム8月きりは出合いなし、その他の約定した5限月が同変わらず~20円高。