金 4,271円 (+5)

プラチナ 4,674円 (-27)

2/3、ニューヨーク市場の金相場は1%超反発。米中の製造業関連統計が失望を誘う内容となり株安が進んだほか、新興国市場をめぐる不安感が高まり投資家らが安全資産とされる金に流れた。1月の米ISM製造業景況指数は前月から大幅に低下。新規受注が33年ぶりの下げ幅になったことが響いた。また中国の製造業の伸びも6カ月ぶりの低水準まで鈍化した。金相場は1月、新興国市場の急落をめぐる懸念から世界的に株安が進んだことで、最終週に2%安となるまではおおむね上昇基調だった。コメルツバンクの商品調査責任者ユーゲン・ワインバーグ氏は「新興国通貨の急落を考えれば、金は比較的高い需要を維持するだろう」と述べた。金現物は1オンス=1266.10ドルの高値を付けた後、米東部時間午後3時24分(2024GMT)時点では1.1%高の1256.71ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりは、前週末終値比20.10ドル(1.6%)高の1259.90ドルで引けた。ISM指数が午後10時(1500GMT)に公表されてから5分間で約1万5000枚が取引された。ロイターの暫定データによると、出来高は13万枚と、30日間平均を約30%下回った。アナリストらによると、新興国市場や米経済、米量的緩和の縮小などに対する警戒感が、金相場にとって短期的には重要な材料になるという。ABNアムロのコモディティー・アナリスト、ジョーゼット・ボエレ氏は「リスク選好の意欲はやや低下しており、金相場の支援材料になっている。ただ、長期的にはドル高や米経済の回復で金相場は下落するだろう」と述べた。東京貴金属の金相場は小幅まちまち。中心限月12月先ぎりは前週末比1円高の4100円、他限月は同2円安~変わらずで取引を終えた。日中立ち会いは、為替相場が新興国不安を背景に円高・ドル安に振れたのを受け、手じまい売りが先行して始まった。堅調に推移したニューヨーク金先物時間外が支援要因となり、総じてプラス圏に浮上する場面もあったが、円相場が急速に引き締まったのを眺め、引け際に値位置を落とした。銀は同50銭安~変わらずで大引けた。白金は6営業日ぶりに反発。NY安と円高を背景に安寄りしたが、NY時間外が一段高となったことから買い直され、軒並み切り返した。終値は同23~28円高。パラジウムは期先4限月が同3~27円安で終了した。