金 4,171円 (-105)

プラチナ 4,587円 (-59)

12/19、ニューヨーク市場の金相場は2%下落し、半年ぶりの安値水準となった。米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和縮小決定を受けた大幅下落が遅れて到来した形。ただ一部のトレーダーは、テクニカル分析のチャート上ではダブルボトムが形成され、相場が反発する可能性があるとしている。FRBが月額資産購入額の小幅な縮小を発表、金相場の記録的高値への上昇を主導した超緩和的な金融状況の引き締めに向けた最初の一歩をしるした後で、18日の金相場は緩やかな下落にとどまった。19日の取引では下げ幅が拡大し、6月以来の安値水準に達した。FRBによる量的緩和の一段の縮小をめぐる観測からデフレ懸念が高まったことが背景。それでも、テクニカル分析を踏まえて、金相場が現在の軟調さから突然切り返す可能性があるとみる向きもある。米カリフォルニア州の商品ヘッジファンド、タスカー・キャピタルのポートフォリオマネジャー、シャー氏は「大きなダブルボトムが形成されつつあるのかもしれない。FRBによる追加の量的緩和縮小が今後見込まれるものの、このダブルボトムが形成されれば、金は大幅な上昇に振れるだろう。向こう数週間でウオッチすべき事象だ」と述べた。ダブルボトムとはテクニカルチャート上の相場のパターンで、二つのほぼ同じ大きさの谷に挟まれた一つの低めの山を意味する。ロイター通信のデータによると、金現物相場は6月末に約3年ぶりの安値の1オンス=1180.71ドルを付け、その後反発して8月28日に3カ月ぶりの高値の1433.31ドルを記録。再び下げて12月19日には1190.80ドルと半年ぶりの安値水準となった。大半のトレーダー、投資家、アナリストらは金が目先、2011年9月に史上最高値の1920.30ドルを付けたときのような上昇の勢いを取り戻す可能性に悲観的だ。投資家はまた、金上場投資信託(ETF)からの資金引き揚げを続けており、世界最大の金ETFであるSPDRゴールド・シェアーズの金保有高は18日にさらに4.2トン減少した。米東部時間午後3時38分(2038GMT)時点で、金現物相場は2%安の1オンス=1192.10ドル。3営業日続落となっている。金相場は19日に1200ドルの下値支持線を割り込んだことで、6月末に付けた約3年ぶり安値水準の1180.71ドルとの差は20ドル未満になった。アナリストらは、その底を割り込んだ場合、相場はさらに急激な下落に見舞われる恐れがあるとしている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月きりは41.40ドル(3.4%)安の1193.60ドルで引けた。ロイター通信の暫定データによれば、出来高は30日平均を上回る水準。東京貴金属の金相場は総じて小反発。中心限月2014年10月先ぎりが前日比4円高の4089円、他限月は同変わらず~4円高で取引を終えた。日中立ち会いは、米量的緩和の縮小開始決定を背景とした円安・ドル高の進行に支えられ、手じまい買いが先行して始まった。その後は、円安一服を眺め、前日終値を挟んだもみ合いが続いたが、NY時間外相場の下げ渋りから、引け際に買われた。銀は弱含み。期近と期先の各2限月が同10銭~1円20銭安。期中2限月は出合いがなかった。白金は同変わらず~9円高と小反発。円安とNY安の強弱材料の綱引きとなり、方向感なく推移したが、引け際に全限月がプラス圏に浮上した。パラジウムは同6~40円高と上伸。