金 4,284円 (+13)

プラチナ 4,675円 (-7)

12/16、ニューヨーク市場の金相場は続伸。ファンド筋が、17、18両日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えてポジション調整を優先させる中、原油高とドル安を眺めて買い戻しに動いた。この日発表された11月の米鉱工業生産が4カ月連続で上昇し、米経済の回復基調を示す内容となった。これを受け金は一時下落した。雇用市場の最近の強さは、米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和を縮小する可能性を高めている。ただ、多くの観測筋は緩和が維持されると予想している。バークレイズ・キャピタルの貴金属アナリスト、スキ・クーパー氏は「12月のFOMCでは緩和縮小は発表されないだろう。(金は)ショートポジションが積み上がっており、ショートカバーによる上昇の余地がある」と述べた。金現物は米東部時間午後1時54分(1854GMT)時点で、6.66ドル(0.5%)高の1オンス=1244.46ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月きりは、前週末終値比9.80ドル(0.8%)高の1244.40ドルで引けた。ロイターの暫定データによると、出来高は30日間平均を約30%下回った。量的緩和の縮小観測から金相場は年初来で25%下落している。これは年間ベースでは過去32年で最も大きい下落率で、金の下落が行き過ぎではないかという懸念から、先週はショートカバーが相次いだ。金はこの日、ドルが対ユーロで軟化したことや、北海ブレント原油がリビアからの供給減少により大幅上昇したことにも支援された。世界最大の金上場投資信託(ETF)SPDRゴールド・トラストの金保有高は先週、8.1トン流出した。年初来では523トン(39%)減の827.6トンと、約5年ぶりの低水準となった。東京貴金属の金相場は3営業日続落。中心限月2014年10月先ぎりは前週末比16円安の4084円、他限月は同14~17円安で取引を終えた。日中立ち会いは、先週末13日のニューヨーク金先物相場が買い戻しに上昇したのを映し、売方の手じまいが先行して始まった。ただ、その後は、円相場の引き締まりを眺めて売り優勢に転じ、全限月がマイナス圏に沈んだ。銀は同変わらず~90銭高と強含み。14年6月きりは取引が成立しなかった。白金は同35~45円安と続落。13日のNY相場が続落した上、円相場が引き締まっていることから整理売りが優勢だった。パラジウムは軟調。