金 4,282円 (+25)

プラチナ 4,678円 (+38)

11/29、ニューヨーク市場の金相場はドルが下落する中を上昇したが、11月は月間ベースで5カ月ぶりの大幅下落となった。米景気回復が、連邦準備制度理事会(FRB)の量的金融緩和政策の縮小につながる兆候が見られたことが11月の金相場を押し下げた。金は11月月間で5%超下落。年初来では約25%安で、今年は通年ベースで13年ぶりの下落となりそうな展開にある。コメルツバンクの商品調査責任者、オイゲン・ワインベルク氏は、金が今月軟調だったことについて、「金上場投資信託(ETF)の保有高減少が続いている以外の理由としては、インドの輸入の勢いの弱さがあり、これは当面続く可能性が十分ある」と説明。「何しろ、現物プレミアムが以前よりずっと高くなっているため、現在婚礼シーズンのさなかにあるインドの家庭は金スクラップを買う傾向が強まっている」と語った。金相場は過去3週間にわたって1オンス=1300ドルを下回る水準を維持しており、ここ数営業日は28日の米感謝祭祝日前後の薄商いにより、おおむねボックス圏にある。金現物相場は米東部時間午後1時06分(1806GMT)時点で0.6%高の1オンス=1250.96ドル。10月末の水準に比べて5.57%安く、月間ベースでは6月以来の大幅下落のペースにある。ドル指数は下落後に下げ幅を縮小し、0.09%安。米10年物国債利回りは2.7%超の水準で安定し、株価は世界的に上昇した。ドイツ銀行のアナリスト、マイケル・ルイス氏は「米国の実質利回りがやや上昇しつつあり、また株価が上伸している中、金相場はおそらく再び下落するだろう。加えて、強めの米雇用統計が、金の上昇勢いの大半を抑えると予想されている」と述べた。トレーダーは次の上値抵抗線を1255ドルと1290ドルに、下値支持線を1220ドルの領域に見ている。バークレイズはリサーチノートで「説明変数の最近の展開を踏まえ、当社の金の公正価値モデルは、11月の金相場が若干割高で、平均相場が2013年12月に1オンス=1243ドルに達すると示唆している」と述べた。過去数週間における堅調な米経済指標は、FRBによる早期の量的緩和縮小を後押しする可能性がある。次の重要指標は12月6日の米雇用統計。FRBの次回の政策会合は12月17、18日に予定されている。東京貴金属の金相場は続伸。終値は中心限月2014年10月先ぎりが前日比11円高の4093円、他限月は同9~13円高。日中立ち会いは、ニューヨーク時間外相場の堅調や為替の円安・ドル高を受け、高寄りした。その後も値を伸ばしたが、午後になると円安の一服とともに伸び悩み、日中始値を下回って終了した。銀は同40銭安~70銭高と小幅まちまち。6月きりは約定されなかった。白金は同20~34円高と反発。NY時間外高と円安を受けて堅調に始まり、その後ももみ合いながら水準を上げた。パラジウムは同8~19円高。2月きりと6月きりは出合いがなかった。