金 4,255円 (+44)

プラチナ 4,704円 (+29)

11/25、ニューヨーク市場の金相場は上昇した。取引終盤での上昇で、序盤の下落分を取り戻した。イランの核兵器開発疑惑をめぐり欧米諸国と同国が解決に向けた措置で合意したことで、原油相場が下落したが、オプション絡みの需要やショートカバー(売り持ちの買い戻し)がこれを相殺した。RBCキャピタル・マーケッツのジョージ・ジェロ副社長は、ニューヨーク商品取引所(COMEX)のオプション12月きりが25日に納期を迎えたことによる買いや、12月きりから2月きりへのロールオーバーが金相場を下支えたと説明した。金現物は米東部時間午後3時32分(2032GMT)時点で6.65ドル(0.5%)高の1オンス=1249.64ドル。イランをめぐる合意を受けて一時は1%下げ、7月8日以来約4カ月ぶりの安値となる1227.34ドルを付けていた。COMEXの金先物取引は午前1時2分ごろ、価格の過度の変動を防ぐCMEグループのストップ・ロジック・メカニズムにより、取引が20秒間停止した。取引停止までの10分間で、金相場は11ドル超下落していた。COMEXの12月きりは2.90ドル(0.2%)安の1241.20ドルで引けた。出来高は30日平均を60%上回る水準。12月きりの第1通知日を29日に控え、12月きりから2月きりへのロールオーバーが出来高増加の主因だった。米経済指標はまちまちの内容で、金相場への影響は少なかった。トレーダーによると、一時3%下落していた原油相場が下落分を一部取り戻したことが、金相場を安値から押し上げたという。金相場は依然として米量的緩和の早期終了懸念に圧迫されている。また、世界最大の金上場投資信託(ETF)SPDRゴールド・トラストの保有高が22日に4.50トン減少し852.21トンと、2009年2月以来の低水準となり、減少幅が11月1日以来の大きさだったことも響いた。東京貴金属の金相場は反落。中心限月2014年10月先ぎりが前週末比8円安の4040円、他限月は同3~8円安で取引を終えた。日中立ち会いは、軟調なニューヨーク金先物時間外を眺め、手じまい売りが先行して始まった。その後は、為替相場が円安・ドル高方向に振れたことから軒並み切り返したが、NY時間外が一段と下落すると、引けにかけて値を消した。銀は約定された4限月が同10銭~60銭安。白金も同7~17円安と反落。NY安を映して安寄り後、円安を眺めて下げ渋った。パラジウムは期先2限月が同2~13円高。