金 4,269円 (-32)

プラチナ 4,759円 (-20)

11/8、ニューヨーク市場の金相場は続落、米東部時間午後3時20分時点で22.49ドル(1.7%)安の1オンス=1285.06ドルと、1日としては1カ月超ぶりの下げ幅を記録した。朝方発表された10月の米雇用統計が予想外に強い内容だったことを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が量的金融緩和の縮小を前倒しするかもしれないとの観測が高まった。雇用統計が発表された数分後には、大量の売り注文に圧迫され、10ドル超も下落。その後も弱い基調が続いた。株価の急騰や、ドルの急伸も下げ材料となった。メルク・ファンズのアクセル・メルク氏は「雇用統計は期待されていた方向に向かず、量的緩和が早まる可能性が示唆されたため、買い手は神経質になった」と指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは23.90ドル(1.8%)安の1284.60ドルで取引を終えた。ロイター通信の推計では、出来高は250日間平均を約5%上回った。米国の量的緩和縮小観測に圧迫され、金相場は今年に入って20%近く下落。ここ数週間は米国の財政問題をめぐる政局の混乱を背景に、辛うじて反発していたが、雇用統計の強い内容を受け、エコノミストの間では、早ければ12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で緩和縮小が始まる可能性があるとの見方が出ている。東京貴金属の金相場は反落。終値は、中心限月2014年10月先ぎりが前日比51円安の4139円、他限月は同48~53円安。7日のニューヨーク金は欧州中央銀行(ECB)の利下げや、13年7~9月期の米実質GDP(国内総生産)速報値の伸び率が予想を上回ったことを背景にドル高・ユーロ安が進んだのを受け、売られた。円の引き締まりもあり、東京市場の日中立ち会いは手じまい売り先行で始まったが、その後は、NY金時間外が下げ渋る一方、円が午後にジリ高となったことが重しとなり、ほぼ横ばいで推移した。銀は軟調。終値は同20~80銭安。白金は同47~53円安と4営業日ぶりに反落。NY安と円高を受けた売りに安寄りした後は、今晩の米雇用統計発表待ちのムードが強まる中、小幅な動きにとどまった。パラジウムは同1~18円安。