金 4,403円 (+79)

プラチナ 4,735円 (+45)

10/22、ニューヨーク市場の金相場は2%超上昇し、3週間ぶり高値を付けた。この日発表された9月の米雇用統計が弱い内容だったことで米量的緩和が来年まで続くとの見方が強まった。米労働省によると、9月の非農業部門の就業者数は前月比14万8000人の増加。市場予想(ロイター通信調べ)の18万人増を下回った。今月前半の米政府機関閉鎖より前から米経済が失速していたとの懸念が高まっている。ソシエテ・ジェネラルのアナリスト、ロビン・バー氏は「予想に近づいてすらいなかった。米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和縮小は依然として遠く、おそらく年内はないだろう。これが株式や商品(コモディティー)、金など全ての相場が上昇した理由だ」と述べた。投資会社LOGICアドバイザーズのビル・オニール氏は「一般的なコンセンサスはFRBは量的緩和をおそらく3月までは縮小しないだろうということだ」と述べた。8月の建設支出が前月から上昇したことを受け、金の買いが続いた。金現物は、雇用統計を受け取引序盤の下落分を取り戻し、2%超上昇。午前には昨年9月30日以来の高値となる1オンス=1344.46ドルを付けた。米東部時間午後2時25分(1825GMT)時点では、1.9%高の1340.10ドル。テクニカルな上値抵抗線である100日間移動平均の1325ドルを突破し、次の抵抗線は1350ドルとみられる。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは、26.80ドル(2%)高の1342.60ドルで引けた。ドルは通貨バスケットに対し8カ月ぶり安値まで下落。世界の株式市場は米国の緩和マネーが引き続き流れ込む見通しから上昇した。アナリストによると、投資意欲は依然として抑えられており、世界最大の金上場投資信託(ETF)であるSPDRゴールド・トラストの金保有高は21日、10.51トン減少し871.72トンとなった。1日当たりの減少量としては7月以来の大きさ。東京貴金属の金相場は3営業日ぶりに反落。終値は、中心限月の2014年8月先ぎりが前日比2円安の4169円、他限月は12月きりの同1円高を除き、同2~3円安。日中立ち会いは、米雇用統計の発表を控えて様子見ムードが強い中、ニューヨーク金時間外相場が21日の東京商品取引所の大引け時点に比べ、水準を切り下げたため、手じまい売りが先行、安寄りした。その後は動意を欠いた展開が続いたが、引けにかけてNY時間外が引き締まったことから、買い戻しが入り、下げ幅を縮めた。銀は同10銭安~30銭高と小幅まちまち。10月当ぎりは出合いがなかった。白金はNY時間外の下落が圧迫材料となり、同15~23円安と5営業日ぶりに反落して取引を終えた。パラジウムは約定されなかった当ぎりを除き、同14~50円高と上伸した。