金 4,365円 (-66)

プラチナ 4,779円 (-49)

9/16、ニューヨーク市場の金相場は1%ほど下落した。サマーズ元米財務長官が、米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長候補を辞退したことを受けて金相場は一時上昇したが、維持できなかった。サマーズ氏が次期FRB議長になることについては既に賛否両論出ており、次期議長決定までの長いプロセスの不透明感が同氏の辞退で取り除かれたことで、金相場は上昇した。ただ、ダウ工業株30種平均が上伸したにもかかわらず、金の上昇は失速した。18日の連邦公開市場委員会(FOMC)後にFRBの巨額の債券買いプログラム(量的緩和)が縮小される可能性に、金塊の投資家の注目は移ったとみられる。FRBが月間の債券購入額を100億ドル減らし、750億ドルにすると予想されている。U.S.グローバル・インベスターズの主任トレーダー、マイケル・マトウセク氏は「金を圧迫している主要因は、FRBの発表を控えて一部の投資家が様子見を続け、ポジション調整をしようとしていることだ」と指摘した。金現物は米東部時間午後2時55分(1855GMT)時点で14.17ドル(1.1%)安の1オンス=1312.09ドル。一時は1307.60ドルまで下げた。トレーダーらによると、サマーズ氏辞退のニュースで金相場がいったん反射的に上昇したのは、次期FRB議長候補で、同氏の辞退で最有力候補になったとされているイエレンFRB副議長に比べてサマーズ氏がよりタカ派的とみなされているため。クレディ・スイスのアナリスト、カリム・シェリフ氏は「FRBのハト派基調が維持される見通しであることは株価にとっては良いが、現時点で金にとってはそれほどではない。金が本当に上昇するには、利回りの低下とインフレ期待の増加が必要だ」と説明した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは9.20ドル(0.7%)高の1317.80ドルで引けた。ロイター通信の暫定データによると、出来高は30日平均を10%ほど下回る水準。地政学的緊張が和らぎつつあることも、安全資産としての金の魅力を損ねた。アナリストによると、シリアのアサド政権が行ったとされる化学兵器攻撃を受けた、米国主導の対シリア軍事介入の可能性は低下した。東京貴金属の13日の金は4日続落。終値は中心限月の2014年8月先ぎりが前日比112円安の4229円、他限月は同112~114円安。日中立ち会いは、12日のニューヨーク金先物相場が米国の量的緩和縮小観測を背景に大幅安となった流れを引き継ぎ、手じまい売りが先行して始まった。さらに、午後に次期FRB議長をめぐる一部報道を受けてNY金時間外相場が軟化したことから、東京金も下げ幅を拡大した。銀も同2円50銭~3円30銭安と続落。白金も同64~84円安と続落。パラジウムは同20円安~18円高とまちまち。