金 4,559円 (-22)

プラチナ 4,911円 (-31)

9/11、ニューヨーク市場の金相場は序盤に3週間ぶりの安値を付けた後、下げ幅を縮小しほぼ横ばい。シリア情勢の緊迫感が和らいだことや米量的緩和の縮小開始をめぐる不透明感が重しになった。シリアは10日、化学兵器を放棄することを含むロシアの提案を受諾。オバマ米大統領も議会にシリア攻撃を認める決議案の採決を延期するよう求めた。これを受け、政治的混乱の際に安全な逃避先となる金の魅力が後退した。アナリストは、原油市場は地政学的リスクの軽減を受け、短期的には一段安になびきやすいとみている。先物ブローカーINTL・FCストーンの金属アナリスト、エドワード・メイヤー氏は「金も同様に下落するかもしれないが、来週、米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和の縮小開始を決定した場合には、もっと大きな下落が待ち構えているだろう」と述べた。アナリストの間では、FRBは9月にも量的緩和の縮小を開始するとの見方が強まっていた。ただ、先週発表された米雇用統計が弱い内容だったため、米経済の回復見通しを混乱させる可能性がある。FRBは連邦公開市場委員会(FOMC)の最終日である18日、金融政策に関わる声明を発表する。金現物は、8月22日以来の安値となる1オンス=1356.85ドルまで下落した後、米東部時間午後1時40分(1740GMT)時点で、0.30ドル安の1363.29ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは、0.20ドル安の1363.80ドルで引けた。先物ブローカー、マレックス・スペクトロンのカルロス・ペレスサンタッラ氏によると、一部ディーラーは、FRBが量的緩和の縮小開始を表明した場合に金売りの動きが加速するとみており、これは金を買うチャンスにもなり得るという。東京貴金属の金相場は続落。終値は中心限月2014年8月先ぎりが前日比18円安の4412円、他限月は同15~20円安。日中立ち会いは、米国のシリアへの軍事介入観測が後退したことを受け、10日のニューヨーク金先物相場が下落した地合いを引き継ぎ、手じまい売りが先行して始まった。その後、買方の利食いに一段と下げ幅を広げたが、午後は買い戻しや値頃買いが入って下げ渋った。銀はNY安になびき、同50~80銭安。10月当ぎりと期中2月きりは約定されなかった。白金は反発。小幅まちまちで始まった後、ニューヨーク時間外相場が安値から切り返したのを眺め、徐々に水準を切り上げた。終値は同26~39円高。パラジウムは約定された14年2月きり以降の4限月が同51~65円高。