金 4,581円 (-42)

プラチナ 4,942円 (-3)

9/10、ニューヨーク市場の金相場は続落。化学兵器を国際管理下に置くべきだとしたロシアの提案をシリアが受け入れ、米国による軍事介入の可能性が後退したことから、安全資産としての金の魅力が低下した。このニュースを受けて米株式などのリスク資産の相場が上昇した一方、地政学的な緊張緩和に伴う原油先物価格の下落が金を圧迫。強さを示した中国鉱工業生産も景気向上への期待感を高め、金にとっては重しとなった。金現物は米東部時間午後4時(2000GMT)時点で、22.68ドル(1.6%)安の1オンス=1364.26ドル。序盤には一時、3週間ぶり安値の1357.34ドルに近づく場面もあった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは、22.70ドル(1.6%)安の1364.00ドルで終了。ロイター通信の暫定データによると、出来高は30日平均を約25%下回った。HSBCのチーフ貴金属アナリスト、ジェームス・スティール氏は「マーケットに影響を与えていた地政学的脅威が後退したことで、金に投資している人たちの注目は来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)や、量的緩和縮小の時期と規模の問題に移るかもしれない」と述べた。また、ソシエテ・ジェネラルのアナリスト、ロビン・バー氏は「直近の数週間に金価格が上がった背景には、中東情勢の緊張や石油価格の上昇があった。だが今や(シリア問題の)合意の可能性を受けて流れは逆転している」と語った。投資家が金に向ける関心の指標となる世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの保有残高は、9日時点で前週末比0.23%減の917.13トン。東京貴金属の金相場は反落。中心限月2014年8月先ぎりが前日比18円安の4430円、他限月は同15~27円安で取引を終えた。日中立ち会いは、ニューヨーク金先物相場と円・ドル相場ともに動意を欠いたことから小幅まちまちで始まった。その後は、NY時間外のジリ安と円相場の引き締まりを眺めて値を下げた。午後に入って、NY時間外が一段安となると下げ幅を拡大したが、円相場の軟化を受け、引けにかけて値を戻した。銀も反落。出合いのなかった期中14年2月きりを除き、同50銭~1円40銭安で大引けた。白金は同29~41円安。NY安を受けて安寄りした後も、NY時間外の弱含みを映して売り優勢の展開が続いた。パラジウムは同18~33円安。10月当ぎりは取引が成立しなかった。