金 4,563円 (-55)

プラチナ 4,989円 (+17)

8/30、ニューヨーク市場の金相場はドルが上昇する中を、1400ドルを割り込む水準まで下落した。アナリストらは、月末要因のポジション調整に加え、28日に5月半ば以来の高値まで到達した後を受けた利益確定の売りが台頭したことが、この日の下げの主因だと指摘した。投資家らは引き続き、米国のシリアに対する軍事行動に関するニュース待ちとなっている。米東部時間午後3時19分(1919GMT)時点は0.93%安の1オンス=1394.51ドル。一時1392.06ドルまで下げる場面もあった。ケリー米国務長官がシリアに対する「限定的な」攻撃の可能性を示すと相場は午後に入って序盤の下げ幅を縮小したものの、長官のテレビ演説が終わるまでには演説前の水準まで下げた。オーラム・オプションズ・ストラテジーズのポール・サックス氏は、「ケリー国務長官の発言に反応した原油相場になびいた。ただ長官の発言に新味はなかった」と述べた。相場は、ユーロ圏の経済指標が弱めの内容となりドルが上昇すると、早い段階で1400ドルを割り込んだ。コメルツバンクのアナリスト、ユーゲン・ワインバーグ氏は「欧米諸国がシリアへの攻撃の是非を検討し初めて以降、金相場はドルの上昇や原油相場の下落から売り圧力を受けている」と指摘した。シリア情勢の緊迫化が投資家を警戒させる一方で、HSBC(ニューヨーク)の主任貴金属アナリスト、ジェームズ・スティール氏は、月末のポジション調整や連休を控えていることが、相場の変動を高めた可能性が高いとの見方を示した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは16.80ドル(1.19%)安の1オンス=1396.10ドルで終了した。東京貴金属の金相場は小動き。中心限月の2014年8月先ぎりは前日比1円高の4443円で大引けた。日中立ち会いは、シリア情勢をめぐる緊張が小康状態となったのを受けてニューヨーク金相場が下落したことから、手じまい売りが広がり、安寄りした。その後は、NY金時間外相場の戻りを眺めて下げ渋る展開となり、小幅ながら総じてプラス圏で取引を終えた。他限月の終値は14年6月きりの同1円安を除き、同1~5円高。銀は出合いのあった4限月が同40銭~1円10銭安と続落。白金はNY時外相場安を背景に続落。終値は同24~28円安。パラジウムも出合いのなかった10月きりを除き、同3~17円安と下押した。