金 4,598円 (-3)

プラチナ 4,971円 (-113)

8/27、ニューヨーク市場の金相場は1%上昇し、3カ月超ぶりの高値を付けた。欧米諸国によるシリアへの軍事介入が近いとみられる中、地政学的緊張の高まりを背景に安全資産への需要で買われた。米国とこれに同調する国々はシリアの反体制派に対し、欧米諸国が数日以内にシリアを攻撃する可能性があると伝えた。資産運用会社ダブルラインの商品ポートフォリオマネジャー、ジェフリー・シャーマン氏は「米国がシリアに軍事介入する可能性が、金など安全資産への需要をけん引している」と指摘した。金相場は米国債など、他の安全資産と同様に値上がりした。英国産原油の代表油種、北海ブレントの先物相場は3%超上昇し、1バレル=115ドル付近。一方米株価はS&P500指数が1.5%近く値下がりした。27日発表された6月の米S&Pケース・シラー住宅価格指数は上昇したが、上昇ペースは減速。住宅ローン金利の上昇が住宅市場の勢いを減速させる可能性も示唆された。金現物相場は米東部時間午後2時57分(1857GMT)時点で、12.70ドル(0.9%)高の1オンス=1417.10ドル。一時は5月15日以来の高値となる1423.41ドルを付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりは27.10ドル(1.9%)高の1420.20ドルで引けた。ロイター通信の暫定データによると、出来高は15万6000枚と、30日平均を20%ほど下回る水準。トレーダーによると、9月きりのオプションが27日に期限を迎えたことに関係した買いが相場押し上げに寄与したという。また国際通貨基金(IMF)の統計で、トルコ、ロシア、アゼルバイジャンの金準備が7月に増加したことが判明し、買い意欲が改善した。アナリストらによると、金相場が今月に50日と100日の移動平均を突破し、1400ドルを明確に上抜けたことで、テクニカル面での見通しの改善が続いている。シティグループのテクニカルリサーチチームのシティFXは「金は従来の上値抵抗線を明確に上抜け、1500~1532ドルの領域に向けて上昇している。この領域では200日移動平均と、2011年終盤と12年の安値水準が交わる」と説明した。金相場が過去2週間で大きく上昇したことで、14日間相対力指数(RSI)は71と、買われ過ぎとみなされる領域に入っている。東京貴金属の金相場は5営業日ぶりに反落。中心限月2014年6月先ぎりは前日比11円安の4418円、他限月は同9~11円安で取引を終えた。日中立ち会いは、米耐久財受注が予想外に弱めの内容だったことを背景にニューヨーク相場が上昇した地合いを引き継ぎ、手じまい買いが先行して始まった。ただ、その後は円の引き締まりや、NY時間外相場の伸び悩みを眺め、全限月がマイナス圏に沈んだ。銀は同70銭安~変わらず。白金は同3円安~10円高とまちまち。NY高を背景に、買い戻しが優勢に始まった。その後はNY時間外の上昇一服や円高を眺め、期先はマイナス圏に沈んだ。パラジウムは同7~36円安。この日納会を迎えた8月当ぎりは、金が前日比10円安の4417円、銀が同変わらずの76円70銭、白金が同28円高の4910円、パラジウムが同変わらずの2400円で限月落ちした。